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年令の数え方を「レベル」に言い換えてみたら急に前向きな気持ちになった

 30才を過ぎたあたりから、誕生日がくるたびに「もう⚪︎⚪︎才になってしまった」とネガティブに捉えるとことが多い。年をとることは決して悪いことではないのだが、「衰える」というイメージが伴うからなのかもしれない。中高年としては残念な限りだ。

 ところが、先日テレビに出ていた女性タレントさんが、実にうまい年令の数え方をしていて面白いなと思った。

年令を「レベル」で言い換えてみる

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http://www.shokotan.jp/profile/2012.php

 テレビで面白い年令のカウントをしていたのが、「しょこたん」ことタレントの中川翔子さん。声優や女優、イラストレーターや漫画家としても活躍されており、多彩な才能を発揮しているマルチタレントだ。

 また、劇場版ポケットモンスターの声優として何作も出演しており、ポケモンを紹介するテレビ番組ではおなじみのタレントさんだ。

 その中川翔子さんも今年で30才になったそうだが、朝の情報番組に登場した際に「年令の頭に”レベル”という言葉をつけると、すごく成長しているように感じるんです」という面白い話をされていた。

 ポケモンゲームにも精通している中川翔子さんらしい言い方だが、話ぶりや話の内容を聞いていてとても頭の良い方なんだなとも思った。「30才になった」というよりも「レベル30になった」という方が、確かになんだかすごい感じがする。私なんかは「レベル50オーバー」なので、中ボスぐらいは軽々と倒してしまいそうな感じだ。

 言い方ひとつで物事の見方ががらりと変わる良い例だなと思うし、年令を重ねることは人としてレベルアップしているという考え方には共感を覚えた。

年令を重ねてることが才能が開花することもある

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 フランスの画家で素朴派と知られるアンリ・ルソーは、税関に勤めるかたわら趣味で絵画を楽しんでいた。66才で生涯を終えたルソーの有名な作品のほとんどは、税関をやめた50才を過ぎてからの作品だ。

 ケンタッキーフライドチキンの生みの親であるカーネル・サンダースは、40才の時にガソリンスタンドとカフェの経営を始めた。火災や倒産などの苦難の時もあったようだが、今では世界的なチェーン店にまで発展しているのは有名な話だ。

 「ユリゴコロ」など独特のサスペンス的な小説を書かれる作家の沼田まほかるさんの作家デビューは56才の時だし、作家としては大家とも言える松本清張さんのデビューも40才を過ぎてからだ。最近では60才を過ぎてから起業する方も数多くいらっしゃり、会社員時代の人脈を元に事業を拡大し活躍されている方も多い。

 天才と呼ばれる人は幼少の頃から才能があり若くして活躍している人が多いが、いわゆる普通の人でも年令を重ねることで才能が開花している人も多い。歳をとるということは自分の中に経験が積み重なってくるということなので、今まで眠っていた才能が経験によって開花するということもあるのだろうと思う。

超高齢化社会では経験値が財産だ

 ドラゴンクエストといえば、30年前に発売された誰もが知っているロールプレイングゲーム(RPG)。ファミコンからスーパーファミコンになった20年ほど前に大ブレイクした記憶があるが、今でもテレビコマーシャルに使われるぐらいロングランを続けているゲームだ。

 ドラゴンクエストがブレイクした当時私は30代前半で、同じく人気のあったファイナルファンタジーというRPGとともに遊び倒していた。ゲーム内で経験を積んだり敵を倒したりすることで経験値がたまり、それによってレベルアップしていくという仕組みに夢中になった覚えがある。

 現実を振り返っても「経験」は人を成長させるし、仲間や家族があってこそ成し遂げられることが多い。実際には辛いことも多いしうまくいかないことの方が多いかもしれないが、それでも真面目に愚直に経験を積んでいくことで達成できることは多い。

 超高齢化社会を迎えた日本では若者の活躍はもとより、中高年の果たす役割が以前よりも重要になってきている。それまでに培った経験をもとに後進を指導し、自らが持っている人的ネットワークを駆使して困難なできごとを解決する。そんなことが求められているのかもしれない。

 ゲームの世界で長老が若者に智恵を授けて進むべき道を教えるように、私も若者に智恵を授けられるような中高年として、好奇心をなくすことなくまだまだ成長し続けていきたい。