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落ち込んだ時には手帳に綴った「小さなラッキー」を振り返る

 私は比較的気分の浮き沈みが少ない方だと思う。もともとの性格が楽天的なのかもしれないし、深く物事を考えていないからかもしれない。それでも、当然のことながら嫌なことがあると落ち込むしイライラもする。そんな時には以前から行っている「小さなラッキー」を見直すことにしている。

■小さなラッキーを手帳に書いておく

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 以前読んだ新聞記事に「小さなラッキーを振り返ることで幸福力が高まる」ということが書いてあった。幸福力という言葉は造語だが、簡単にいうと「幸せな出来事をキャッチする能力」ということだろう。 

  以前ご紹介させていただいた「「磯野家」の幸福」という本の中にも同様のことが書いてあった。

会社帰りにパチンコ屋に寄ったマスオさん。 調子が良くてジャラジャラと球が出てきて、 景品と交換してみると元手よりも少しだけプラスになった。「元手を引くと110円の儲けだ!」 ウキウキ気分で景品を見ながらバスに乗っているマスオさんの隣で、 不動産屋さんが顔を歪めながらつぶやいている。「あの土地を売った儲けがたったの6,000万円か〜」 。

 どちらが幸せなのかという例えだが、それと同じことだなと新聞記事を読んで感じた。それからは、私も小さなラッキーを手帳に書き留めておくようにしている。

 具体的にはそれほど難しい話ではなくて、例えば朝の通勤電車で思いがけず前の人が降りて座ることができたとか、バスに乗り遅れたと思ったらバスが遅れていて乗れたとか、そういうことを手帳の週間ダイアリーにちょこっとメモしておくだけだ。

 さらにわかりやすいように「☆電車で座れた」というように星印を付すことにしている。こうすることで、後からペラペラっと手帳をめくった時に目に留まりやすくなる。

 一週間が終わった時に週間ダイアリーを見返してみると、思った以上に星の数があることに気づいて気持ちが落ち着いてくる。「今週も良いことがこれだけあったんだな」と思えるだけで、精神的にも幸福感に包まれるから不思議だ。手軽な方法なのでぜひお試しいただきたい。

■良いことも悪いことも一回は一回

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 悪いことや嫌なことがあると、自分の回りがすべて悪いことだらけだと思いがちになることがある。負の連鎖というか、場合によっては自己嫌悪に陥ることもある。しかし、考えてみれば悪いことや嫌なことばかりがあるとは限らない。悪いことも良いことも一回は一回だし、嫌なこともあれば嬉しいこともあっての生活だと思う。

 大切なのは小さなラッキーに気づくかどうかということ。下を向いて歩いていると空の青さが分からないし、桜の花の綺麗な様子も見ることができない。嫌なことがあった時にそればかりに気持ちが向いていると、ちょっとした小さなラッキーを見落としてしまうことになる。

 小さなラッキーを見落とさないためには、嫌なことがあった時ほど「きっと良いことがある」と考えるようにすることだと思う。そうすることで少なからず嫌なことから目を背けることができるし、目を背けることが空を見上げることにつながる。

 難しいことかもしれないが、それを心がけておくのとおかないのとではモノの見え方が違って来るのではないだろうか。

■幸せに対する感度を上げよう


 先日、いつも訪問しているブログで同じ試みをされている方の記事を拝見した。私の書いた「小さなラッキー」よりもさらに能動的で、自ら「ささやかなシアワセ」をさがすというもの。こちらの方がさらに前向きな姿勢だなと感心した。

 幸福感を感じる部分は人それぞれだが、ささやかな幸せ、小さなラッキーを感じることができる感受性というのは持ち続けたいし、持ち続けることで人に対して優しくなれるのだと思う。