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語学学習が苦手な私が手話学習を続けられている理由

今週のお題「これって私だけ?」

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 英語など外国語の学習が学生時代を通じて若い頃から苦手だった。社会人になってからも同様で、英会話を勉強しようと思い立っては挫折することを繰り返してきている。「きっと語学学習は性格的にも能力的にも向いていないんだな」と思っていたが、ふとしたきっかけで学び始めた手話だけは不思議と継続できている。理由としては「美しいと感じる」ということがあるのだが、もしかしたらそれは私だけなのかなと思う時もある。

■手話への注目が高まっている

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 手話を学び始めて2年目が過ぎた。先日行われた講習会の閉講式では昨年に引き続き「修了証」と「皆勤賞」をいただき、技術の上達程度はともかくとして年間40回近い講習を無欠席で受講できたことは自信につながっている。

 手話を取り巻く法的な環境としては、2011年の障害者基本法改正より「手話は固有の言語だ」ということが明記され、各自治体においても手話言語法制定の動きが加速していることがあげられる。そういった社会的な流れや動きもあり、各地自体等が主催する手話講習会も応募者が増加。東京都では2020年の東京オリンピック・パラリンピックを意識した新たな講習会も始まっている。

 手話というと福祉的なイメージが今までは強かったが、「手話=言語」という認識が高まるにつれて「手話学習=語学学習」という要素が強くなって来るのではないかと思う。

 外国の方に対してその方の母国語を話すのと同様に、手話を母語としている方に対して手話で話すということが当たり前のことになる。そうなることが必要だなと感じている。また、他の言語もそうだが、言語を学ぶだけではなく言語に紐づく文化も学ぶことが大切で、手話を学ぶのであればろう文化を学ぶことも必要なのは言うまでもない。

■「視覚言語」としての手話が見ていて美しい

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 語学学習が苦手な私が無理無く継続していられるのは、一言でいうと「手話の手の動きが美しい」と感じているからだ。

 個人的な感想になるが、「視覚言語」と呼ばれる手話の手の動きはとても美しいと思う。日本古来の舞を連想させてくれる時もあれば、海外のボディーランゲージを想起する時もある。また、手の動きだけではなく、表情も身体の動きも目線も含めて手話全体の動きが好きになった。

 「動き」や「表現方法」としての手話が好きになったので、講習会に通うことは好きな手話を見ることができるということにもつながり全く苦ではない。ある意味では「ワクワクしながら」毎回手話を学んでいるのだなと再認識している。

 だからこそ流暢に手話を使い、手話を母語としている方々とスムーズにコミュニケーションが図れるようになりたいと思っている。思ってはいるが、そうは簡単に習得できないというのも言語学習に共通の課題なので、これからも焦らずコツコツと学んでいきたい。

■学び始めるなら4月から

 自治体等が主催する手話講習会は、講師も万全で費用がかからないというメリットがある。すでに締め切りが過ぎている地自体もあるが、ギリギリ間に合う自治体もある。興味がある方は一度広報誌や広報HPなどで確認していただきたい。

 仮に講習会の申し込み締め切りが過ぎていたとして、各地で手話サークルなども開催されているので、そういったサークルに入るのも良いと思う。講習会とはまた違ったアットホームな雰囲気のサークルも多いので、まずは見学をしてから検討するという方法が良いのではないだろうか。

 英会話教室の申し込みも4月が多いらしい。新年度を迎えるにあたって、新しいことを始めるという意味でも手話学習はおススメだ。