手話を勉強し始めてもうすぐ2年経つが、振り返ってみれば2年前のこの時期に地自体の広報誌で知ったのが手話講習会。手話を勉強してみようかなと思われる方は、今が年に一度の申し込み時期となっているので確認してみてはいかがだろうか。
■各自治体で開催している手話講習会
新年度になると各自治体で手話講習会が開催される。実際の運営は各自治体にある福祉センターの運営協議会や社会福祉協議会などが行っているが、募集のお知らせなどは自治体の広報誌やホームページに掲載されている。
一例として東京都内のいくつかの募集ページをリンクしてみたが、どこの自治体でも開催案内を掲載しているので「[自治体名]+手話講習会」で検索すると情報が出てくると思う。
講習参加費用は無料のところから年間数千円のところまでさまざまだが、高くても数千円ぐらいだと思うので、年間30回以上学べることを考えると安い。民間の手話教室だと一万円単位で受講料がかかるので、初めて手話を学ぶのであればまずは地元の手話講習会に参加するという方法も良いのではないだろうか。
4 月開講であればそろそろ閉め切りだし、5月開講であれば申し込み受付が始まった頃だと思う。まずは自治体のホームページを確認していただきたい。仮に申し込みが終了している場合でも各地域に手話サークルがあるので、そちらでまずは体験してみるという方法もあるだろう。
■語学研修は向き不向きがある
毎年4月になると英会話教室に通う人が増えるらしい。学校もほとんどの企業も4月から始まるため「新年度」という言葉が使われているが、「新年」「新年度」という言葉には何かを始めたくなる響きがある。
心機一転何かを始めるのには「語学」や「資格取得」が頭に浮かぶが、そういう意味では英会話教室が一番ポピュラーなのかもしれない。しかし、語学というのは種類によっては向き不向きがあって、いくら頑張っても英会話力が身に付かずに結局途中で断念してしまうという人も多い。私のその一人だった。
手話は「手話言語条例」が各地で制定され始めているなど、独自の文化と言語であるという認識が一般的になってきている。日本語や英語などを音声言語と呼び、手話を視覚言語と呼ぶことがあるが、手話は手の動きだけでもなく表情も使うため、演劇など自己表現を行うことが好きな方にも向いている語学だと思う。
英語がダメでも手話は大好きになるという私のような例もあるので、一度初心者クラスやサークルで学んでみるというのも良いのではないだろうか。できることからできる範囲で。それが自己研鑽を長続きさせるコツかもしれない。