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自宅焙煎 コーヒー豆を自宅で簡単に焙煎する方法

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 コーヒーが好きで一日10杯ほど飲むが、やはり挽きたての豆をドリップで飲むのが好きだ。好みは人それぞれだと思うが、私は豆の種類にはそれほど好き嫌いは無く、豆の焙煎具合は濃いものを好んで飲む程度。コーヒー好きだが通ではないということだろう。

 そんな私も時々だが自分で焙煎することがある。焙煎してみることで、プロの焙煎がどれほど凄いかを知ることも出来る。

■自宅で簡単に焙煎する方法

 コーヒーを生豆から焙煎する自家焙煎。一時は毎週末に焙煎を楽しんでいたが、最近ではごくたまに気が向いた時に楽しんでる。生豆はコーヒー専門店などに行くと量り売りをしてくれるので、コーヒー豆を売っているお店で聞いてみよう。

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 焙煎のために使っているのは「ごま煎り器」。 スーパーなどで売っている1,000円前後の道具だ。この道具に生豆を入れて焙煎を行うが、出来るだけ均一に焙煎するためには底が見える程度にしておく。

 この量だと、豆を挽いた時にだいたいコーヒー2〜3杯分の量になる。

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 ごま煎り器の網を綴じてガスの炎であぶって行くが、ガスレンジなどの炎は弱めにする。最初は生豆の水分を飛ばす感じで、ゴマ煎り器を炎から少し離し気味に振っていく。

 大体の感覚で言うと「手の平をゴマ煎り器の上に置いて3〜5秒我慢できる」程度の暑さを目安にしたい。

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 煎り始めて約5分後。生豆を覆っている外皮が取れてくる。シャカシャカと振り続けることを忘れずに。

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 煎り始めて約10分後。生豆に少し色がついてきて、外皮がかなり取れてくる。この時に編み目をすり抜けて焦げた外皮が飛び始めるので、台所の周辺が少々散らかってしまうのは覚悟しておこう。

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 煎り始めて約15分後。 かなり色がついてきたが焙煎はまだまだこれから。この後、パチパチと音がして豆がはじけてくる(ハゼる)と焙煎の終わりが近づく。

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 1回目のハゼる音が終わってしばらくすると、今度は大きな音でパチパチと回目のハゼが始まる。始まった直後に火から下ろしてザルに入れ、 焙煎がこれ以上進むのを防ぐために団扇であおいで豆を冷ます。

 また、あおぐときに豆を揺らして焦げた外皮を飛ばす必要があるため、ここでも台所などを汚してしまうことを覚悟しておいて欲しい(それほどひどいことにはならないが念のため)

 この「団扇であおぐ」というのがとても大切で、放っておくと焙煎が進みすぎて非常に苦くなってしまう。深煎りが好きな方はもう少し焙煎してみても良いと思う。

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 豆が冷えたら、粒の小さい物や形の悪い物を取り除いていく。この作業が味を左右することになるのだとか。30分ほどで80gのコーヒー豆の出来上がり。

■自分で焙煎した味はどうなのか?

 結論から言うと「自家焙煎のコーヒーはそこそこの美味しさ」ということになる。やはりプロの味にはとうていかなわない。だからこそのプロなんだと思う。

 では自家焙煎は無駄なのかというと、そうとは一概に言い切れない。コーヒー好きであれば自分で煎った豆を自分で挽き、自分でドリップして飲むというのは贅沢な時間だ。多分に自己満足が入っているのは否めないが、自己満足もまた味のうちだ。

 自家焙煎の醍醐味は、普段買っているものを自分で作るという行為とその手間ひまを楽しむこと。美味しいコーヒーを飲むというよりは、そこにこそ自家焙煎の楽しさと意味があるのではないかと思う。