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全国で初めての「手話パフォーマンス甲子園」が鳥取県で開催される!

 日本で初めて手話を言語として認める条例を制定した鳥取県。条例に基づいてさまざまな取り組みを始めているが、その中でもパフォーマンスを競うという方法で青少年に対する手話の普及を浸透させる面白いイベントを予定している。

■全国初の「手話パフォーマンス甲子園」を11月に開催

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 鳥取県は、2013年10月に日本で初めて「手話言語条例」を制定した。これは「手話言語条例」は単に手話が独立した限度だと定めたというだけではなく、ろう者の人権を尊重するとともに社会での共生のために自治体として何をすべきかを定めた条例だ。

条例の新設理由
障がい者への理解と共生を県民運動として推進するあいサポート運動の発祥の地である鳥取県において 、 ろう者の人権が尊重され 、ろう者とろう者以外の者が互いを理解し共生することができる社会を築くため、手話が言語であるとの認識に基づき、手話の普及に関し基本理念を定め、県、市町村、県民及び事業者の責務及び役割を明らかにするとともに、手話の普及のための施策の総合的かつ計画的な推進を図ろうとするものである。

 「手話言語条例」の中でも手話の普及が盛り込まれているが、その一環として今年11月に全国の高校生を対象とした「手話パフォーマンス甲子園」が開催される。

 甲子園と名のつくものには、他にも「ダンス甲子園」や「料理甲子園」など様々な大会があるが、手話を使ったパフォーマンスを競うというのは新しいし素晴らしい。

 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が平成28年4月から施行されるが、こういった取り組みを行うことによって、次代を担う青少年に理解が深まることは意義があると思う。

 手話を使ったダンスやコーラス、漫才などのパフォーマンスを競うこの大会は、今後も青少年だけではなくさまざまな年齢層に広がって欲しい。

◇「手話パフォーマンス甲子園」

日時 平成26年11月23日(日・祝)10時30分~16時
会場 鳥取県立生涯学習センター(県民ふれあい会館)
   鳥取県鳥取市扇町21番地

http://www.pref.tottori.lg.jp/koushien/

 ■知事も登場するPVが面白い

 「スタバはないけど砂場はあります」と発言した平井鳥取県知事。なかなかウィットに富んだ発言をされる方だが、「手話パフォーマンス甲子園」のPR用映像にも登場しアピールしている。

 この映像を見ると手話によるパフォーマンスには様々な種類があることが分かるし、どれも楽しそうだなと思う。出場するのは鳥取県の高校生が多いのか、それとも全国津々浦々から参加があるのか。そういったことも興味深い。

 全国に先駆けていち早く手話を言語として条例制定を行った鳥取県。今後もさまざまなイベントなどで全国をリードして行って欲しい。