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「謙虚さ」「素直さ」「笑顔」に勝るものはない

 先日出かけたビジネス系のワークショップでのこと。複数名でディスカッションを行うというセッションがあったが、取り組む際の姿勢によって得られるものが違うんだなと感じた。

■対照的な二人

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 ディスカッションのテーマは「新たな事業の創出」というもの。精緻なものではなく概要ベースでアイデアと実現に向けたプロセスを考え、互いにプレゼンしあうという内容だった。

 5人一組で行われたワークショップでは一人10分間で行われたが、3分間で内容をプレゼンし、それに対して残りのメンバーが意見や感想を述べるという形式だった。いろいろなアイデアが飛び交う中で、参加者の一人である60代の男性Aさんは、他の参加者に対して「物申す」という姿勢が目立つ方だった。

 何か案が出ると「特許関係が難しいんだよね」とか「ニーズがあるかどうかわからないね」など、助言ではなくネガティブワードのオンパレード。

 一方で、これから起業を考えているという30代女性のBさんはとにかく熱心。プレゼンを聞くときには大きく目を見開き、所々で頷いたり、メモをとったりと話をしていて気持ちが良い。

 プレゼンが終わった後の質問タイムでは、まずは自分が良いと思った点を話し、不明な点は実現の方向に向けて話を展開する。出てくる言葉はポジティブなものばかり。そうなると、Bさんの発表した案に対しては皆が活発に意見をだし、自分の経験や知り得た情報を惜しげ無く与えるという結果になった。

 謙虚さと素直さ、そして場の雰囲気を明るくするということは、結果として得るものが多いんだなと感じた。

■常に笑顔を絶やさない

 もうひとつ気づいたのが、Bさんが常に笑顔を絶やさないということ。話を聞いているときも口元に笑みを浮かべ、意見を言うときも常に笑顔。

 少し辛口の意見を言うときにも穏やかな笑顔を浮かべているので、言われた方も素直にBさんの言うことを受け止めることができる。よくよく考えてみると、Bさんはただ者ではない。

 笑顔は相手の心のバリアを解いて、心をオープンにさせる力があるんだと思うが、それを目の当たりにしてなるほどなと感心しきりだった。

 しかし、「笑顔」というのはある意味では両刃の剣であり、使い方を間違うと逆効果になってしまう。あくまでもさりげなく心からの笑顔を浮かべるなら良いが、「笑顔を出すための笑顔」だと急に空々しくなって仕舞う。

 日頃から笑顔で生活することを心がけない限り、Bさんのような素敵な笑顔は出来ないんだろうなとも感じた。

■笑顔になるから幸福感が生まれる

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 以前聞いた話をふと思い出した。それは「人は楽しいから笑うが、笑うと楽しくなるという効果もある」ということだ。ご存じの方も多いのではないだろうか。

 常に笑顔を浮かべている人の周りには優しいオーラが漂っているので、自然と人が集まり情報も集まる。そうなるとさらに笑顔になれる要素が揃うという、幸せのスパイラルに入ることになる。

 私も常々笑顔を絶やさないように心がけているが、それでも笑顔が途切れて仕舞うのが凡人の常。家族の前でも仕事の場面でも、常に穏やかな笑顔を浮かべられていられるような人間になりたいと思う。