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働くことを子どもに意識させるNHK番組3選

 子どもの将来を考えた時に、親として意識させたいのが「働く」ということ。目の前には学校内の試験があって、近い将来には受験という大きな壁が控えてはいるものの、「働く」ということは最終的には一番大切なことだと思う。

 そんな大切なことをさりげなく教えてあげられる、NHKのテレビ番組をご紹介したい。 

■「人生デザインU29」

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  以前は「あしたをつかめ」というタイトルで放映されていた番組が、今年の4月から「人生デザインU29」としてリニューアル放映されている。

「人生デザイン U-29」というタイトルには、“自らの人生をデザインしようと奮闘中の29歳以下代表”という意味を込めています。 U-29世代の悩みや不安、新たなチャレンジなどを通して、“社会に出るとは○×△なんだ”ということを描く“生きかた番組”です。 主人公の仕事や暮らしの様子をまるごとドキュメントし、働く醍醐味、収入と支出、オンとオフの過ごし方などを伝えます。(http://www.nhk.or.jp/u29design/)

 この番組は実際の仕事内容について紹介しているだけではなく、なぜこの仕事を選んだのかということや、これからどうなりたいのかということが描かれている。ドキュメンタリータッチの番組なので個人的な背景がベースとなっているが、「働く」ということを意識するのにはとても良い内容だと思う。

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 また、単なる仕事の紹介だけではなく、登場人物の1週間の生活スケジュールを紹介するというのも面白い。

 仕事の時間だけではなくOFFの時間にはどのようなことをやっているのか。働きながら仕事以外ではどのように過ごしているのかなど、社会人としての生活が丸ごと分かるように工夫がされている。

 「働く」ということの意味を考えるのに良い番組だと思う。

■オトナへのトビラTV 

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  働く前のことや働くための準備というコンセプトで作られているのが「オトナへのトビラTV」という番組。高校生ぐらいの年代をターゲットとした内容で放映している。

今のオトナが育った時代とは全く違う環境の中で、成長していく必要がある現代の10代(プレオトナ)。「デジタルネイティブ」とか、「デフレネイティブ」、なんてことを言い始めた人もいる。でも人間が人間である限り、カラダやココロの悩みが無くなることはなかったりもする。 オトナへのトビラTVは、そんな時代に生きるプレオトナに向け、親や教師が教えてくれないリアルなオトナの現実って?それに直面した時どうしたらいい? かっこいいオトナが教えてくれる、知らないと損する“新オトナ流”生き方って? 幸せな未来を手に入れるために絶対に役立つ「生きる力=ライフリテラシー」を、情報満載でお届けする番組だ!(http://www.nhk.or.jp/otona/about.html)

  以前はMCを有吉弘行さんが務めていたが、現在はヒャダインさんになっていて内容も少しソフトになってきたような気がする。MCのタイプがまったく違うのでどちらが良いかは個人的な意見が分かれるところだと思うが、ヒャダインさんのMCも聞きやすくて丁寧だと思う。

 前回は「働くルール」と題して労働法の問題や雇用契約書のことなどが紹介されていて、「雇用契約書を良く読み解くことが大切だ」といった基本的な情報が示されていた。また、以前の番組では「資格のうらおもて」や「お金のため方」など、社会人になる前に知っておいた方が良いことなどを紹介している。

 一般的な知識でありながらも、「ちょっと気付きにくいこと」や「知っておくと便利」というようなことが放映されていて高校生世代にはとても良い情報が取り上げられている。

■「サラメシ」

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 中井貴一さんがナレーションをつとめる「サラメシ」という番組。サラリーマンのランチを取り上げた番組だが、なかなか人気の番組なのでご覧になった方も多いのではないだろう。

サラリーマンの昼食(サラメシ)から、多彩な職業の人々の様々なランチまでつぶさにウオッチングして、ランチに隠された仕事へのこだわりや感動のエピソードなど、働く人の今を楽しく鋭く見つめます。 ランチは、働く人々の人生そのもの。 少しでもおいしく幸せなランチにありつこうと、毎日財布とにらめっこしている全国の働く人々に贈る、おいしくてオシャレな番組です。(http://www.nhk.or.jp/salameshi/program/)

 働く人のランチを取り上げながら、その背景にある仕事への考え方や働き方というところにまで踏み込んで行くので、楽しみながら「働く」ということについて考えていける番組だ。

 どちらかというと働いている世代が楽しむ番組だが、高校生世代が見ると「働くとこういう感じで過ごすんだな」ということが良くわかると思う。

 この番組の面白いところは、ランチにまつわるいくつかのストーリーがあって、それが交互に出てきたり前半後半があったりと、番組の展開するテンポが軽妙に楽しいこと。観ていて飽きない工夫がされている。

 また、食べることにまつわる温かいストーリーが流れているのも特徴で、観ているだけで気持ちが温かくなるのが良い。こういう番組を見ると、明日も頑張ろうかなという気持ちになれる。

■おやこで観ることが大切

 NHKの番組を3本ご紹介したが、こういった番組というのはおやこで観るのが良い。子どもだけで観ても良いとは思うが、親が一緒に観ていて時々コメントをつけてあげるとさらに良いと思う。

 コメントをつける時に注意したいのはネガティブなことや、番組出てくる内容に否定的なことをコメントしないということ。「こうは言ってるけど、甘いもんじゃないんだよな」とか「実際はもっと厳しいけどね」というようなことは一緒に観ていて逆効果になる。あくまでも自分の自分の経験だけの話や主観での話は避けたい。

 逆に「おとうさんの会社ではこうだけど」とか「他にはこういうこともあるよ」というように、一般的な例として補足情報を話してあげると子ども達はさらに深くないように触れられるのではないかと思う。

 親は人生の先輩でもあり、社会人としての先輩でもあるので、そういったことを教えてあげられるようなおやこ関係は素敵だと思う。