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新たな流星群「きりん座流星群」が24日(土)に極大

 星空を見上げていてワクワクするのが流星群。今までそれほどたくさん見たことがあるわけではないが、数年前にペルセウス座流星群の火球を見た時には少なからず感動した。

 年間で見られる流星群はいくつもあるが、新たに出現が予測されている新流星群がある。

■5月24日(土)「きりん座流星群」が極大

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(AstroAtrsから参照)

 太陽を周回している彗星は、中心の「核」と呼ばれる部分が氷の塊(塵まじりの氷)で出来ている。この「核」が太陽に近づくにつれて熱で蒸発し、大量の塵を宇宙空間に放出する。この大量の塵が長い彗星の尾となって観測される。

 彗星の尾となった塵はそのまま宇宙空間に残り、残った塵の中に太陽が入って行くと、塵が大気圏の中に突入してきて流星群となる。

 地球の公転上に残った塵の中を地球が通ることで発生する流星群は、年間でだいたい同じ時期に見ることが出来るが、今まで見ることが出来なかった新たな彗星の出現が予測されている。

 5月24日(土)に極大(もっとも多く流星が観測される日時)となる新たな流星群が「きりん流星群」。まだ仮の名称のようだが、きりん座の方向から流星群が現れると予想されている。

 予測される極大時刻は日本では昼間だが、その夜になると観測することが出来るかもしれない。まだ出現が確認されていないためどれくらいの量の流星が現れるか分からないが、分からないだけに期待は膨らむ。

 流星群のもとになる塵を放出した天体のことを「母天体」と呼ぶが、きりん群の母天体は2004年2月に発見されたリニア彗星。この彗星は公転周期が約5.1年と、彗星の中では周期が短い短周期彗星だ。

 どれくらいの量の流星が確認出来るのか、土曜日の夜だけに星空をじっくりと見上げてみるのも楽しいかもしれない。

■北の方角から流れてくる

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(http://www.sendai-astro.jp/observation/blog/2014/04/5-1.html)

 日本では残念ながら流星群が最も多く流れる時刻は昼間だが、夜になると北からゆっくりと流れる流星が観測されるのではないかと言われている。関東地方で言えば薄明終了は20時30分なので、20時頃には目視での観測が可能になるらしい。

 きりん座流星群はこれまでに見ることの出来なかった新流星群なので、裸眼で見ることが出来たとすれば、それはそれですごいことだなと思う。

 月も月齢25の細い月が翌1時半過ぎに地平線から昇ってくるので、月明かりに邪魔をされない絶好の観測状況だと言える。