打ち合わせで他社の方と会う機会があり、打ち合わせ終了後の懇親会もあった。その席で以前からやり取りの合った方が無類の本好きだということが分かり、仕事の話そっちのけで本の話で大盛り上がりしてしまった。
■本好き同士が集まると際限なく盛り上がってしまう
話のきっかけになったのが池井戸潤さんのシリーズ。「半沢直樹」シリーズがテレビで大人気だったという話から始まって、「下町ロケット」がどれだけ感動的だったかという話をされていた。
私も池井戸潤さんの物語は「下町ロケット」から読み始めたので、そこからいろいろな本の話になった。
本好きの中にはデビュー作の頃からその作者が大好きで、有名になればなるほど「自分が最初に他人に紹介したんだ」という気持ちが大きくなる人がいる。私もその一人で、インディーズから応援していたバンドがメジャーになると、ちょっと寂しい感覚を持つ音楽好きの気持ちと似ている(と思う)。
その後、どんな本を読んでいるのかを話しているうちに、恩田陸さんや有川浩さん、加納朋子さんや高杉良さんなど、読書の趣味が驚くほど近いことが分かりさらに大盛り上がり。
仕事に関連した親睦を図る会だったが、いつしか「会社対抗のビブリオバトルもやってみたいですね」という話にまでなってしまった。
本好き同士が集まるとこんな風に仕事を離れた盛り上がり方が出来てしまい、これはこれで打ち解けるのには最適な状況だなと思った。