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ディスプレイや演出は商品の魅力を引き出す/「koro」の商品たち

 新潟で福祉プロダクトを展開しているユニット「koro」。先日、事務所をお伺いする機会があったが、そこに飾られていた福祉作業所で作られた商品には、手づくりならではの暖かい雰囲気があった。

 そして、商品達がディスプレイされることによって、思わず手に取りたくなるような魅力を放つということにきづかされた。

■ディスプレイは商品の魅力を引き出す

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  koroの小林さんは「商品プロダクトには演出も必要」だという。 例えば、彼女が手がける「welfare trade foods」では食材をどう調理するかということも重要だが、食事の際のテーブルセッティングなども重要だということだ。

 そう考えると、商品に込められた「想い」や「デザイン」だけではなく、ディスプレイというのも商品の魅力を引き出す大切なポイントだと言える。当たり前のことだが重要だ。

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  ディスプレイによって商品の魅力を引き出すという作業は、商品に対して愛情があればあるほど力が入り、結果的に商品の魅力を何倍にも押し上げる。

 いや、”魅力を何倍にも押し上げる”というよりも、商品が持っている魅力を存分に引き出すという言い方の方が適切かもしれない。商品に愛情を持つということは、その商品が一番輝く見せ方を感じているということにもつながるからだ。

■魅力的なkoroの扱い商品達

 新潟の事務所で手に取って、思わず買い求めてきた商品がいくつかある。どれも部屋においているだけで場の雰囲気を変え、視界に入るだけで心和む商品ばかりだ。

 それ以外にも思わず手に取りたくなる商品がたくさんあって、自分の部屋に持ち帰るために選ぶのが困ってしまうぐらいだったが、その一部をご紹介したい。

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「さをり織りのくるみボタン」

ワークセンターほほえみさんのさをり織りの生地のハギレを利用して、くるみボタンを作りました。ヘアゴムにつけたり、ラッピングの一部にしたり、使い方は様々です。(http://koro-koro.jimdo.com/koroの商品/)

 

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「おにキャン」(おみくじつき)

鬼のちからで願いを叶える!このキャンドルは、燕市笹子塚で生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子」に因んで作られました。キャンドルの炎に託して願いが叶いますように・・・(商品説明書より) 

 

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「ミニキャンドル」

”おにキャン”に入っているキャンドルと同じサイズの可愛いミニキャンドル。色とりどりのキャンドルが重ね合って作られている様子は、見ているだけも心が和みます。火をつけて使うはずのキャンドルなのに、火をつけるのがもったいないと思えるキャンドルです。

  

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「小千谷縮レターセット」

封筒1枚1枚に手作業で小千谷縮の生地を張り込んだレターセットです。とっておきのお手紙にどうぞ。(商品説明書より) 

 

 こういった商品は実際に手に取った時に「家に持ち帰りたい」と思うかどうかが、買うか買わないかの境目になるような気がする。そういう意味で、まずは「知ってもらう」ということが大切で、その次に「手にとってもらう」ということが大切だ。

 手に取ってもらった後は、商品自身の魅力がその人の感性や生活スタイルに合っているかどうかという問題になる。売れるかどうかは商品次第ということだ。

 「知ってもらう」ということと「手に取ってもらう」ということは、似ているようでアプローチの仕方は少し違うかもしれない。手に取ってもらうためのディスプレイや演出は、相手の感性に訴えるための大切な作業なんだなと感じた。