手話を習い始めて約一年。それなりに手話を使えるようになったものの、まだまだ覚えている単語数が少なくて四苦八苦している。そんな時に便利なのがさっと調べられる手話辞書。しかし、手話は指のちょっとした動きで意味が変わることがありますので、印刷物などでは分かりにくい時がある。
NHKが公開している手話サイトではCGで表現されていて便利で利用しているが、CGが少しだけ怖いなという感じがする。
■CGで教えてくれる手話サイト
手話の単語をCGで教えてくれるのが「NHK手話CG」。手話の単語をCGで表してくれるサイトだ。
収録されている単語数は約7000ということなので、かなりの数の単語が収録されている。また、同義語や類義語なども検索語の画面に同時に表示されるので、ひとつの言葉でいくつかの単語を覚えることが出来るようになっている。
手話で必ず身に付けなければ行けない「指文字」も掲載されていて、濁音、撥音などもすべて網羅されているのはすごい。動きもついているので初心者にはありがたいサイトだと言える。
さらに、さまざまなコラムが掲載されていて、コラムの中に出てくる単語も手話で確認出来るているところが割ときめ細かい。こういうサイトが増えてくれると、日常的に手話を学ぶのに非常に重宝すると思う。
難点は動画の表示に若干時間がかかること。前、左、右をいろいろな方向から表示されるので分かりやすいが、もう少しスムーズに画面表示されるとさらに良いなと感じた。
■改善して欲しいのは表情
アプリ化されればさらに使い心地の良くなりそうな内容だが、そもそもの問題としてCGの造りが精巧すぎて若干怖いと感じること。
アンドロイドのような顔の女性は表情に乏しく、「手話は手だけではなくて表情も重要なんですよ」と教えられている私には非常に違和感を感じる。というか怖い、、、
他にも手の動きを分かりやすくするためか、身体に比べて手が少し大きく感じることや、動作が速くて初心者には見分けることが難しい手話などもあって、まだ開発途上なのかなと感じる部分も見受けられた。
それでも、たいがいの単語は網羅されているので便利だということには変わりない。無料で使えるということを考えると「ありがたい」とは思っても、文句を言えた筋ではないよなと反省した。
でも、表情はちょっと怖い(しつこい)。