今日から4月。新しい年度が始まって、桜の花も満開で、これからは星空観測もやりやすい季節になってきます。
4月の星空は太陽系の惑星が様々な競演を見せてくれそうですが、久しぶりの月食も見られそうです。
■皆既月食(月出帯食)[4月15日(火)夕刻]
4月15日夕方の月の出のころ、満月が欠けたまま東の地平線から昇ってくる皆既月食(月出帯食)が東日本で見られる。すでに皆既食は終わっており、元の姿に戻っているところだ。本影食が終了する18時半ごろは、北海道・東北・関東でもまだ高度3度に満たない。東の空がひらけた場所で、双眼鏡で見てみよう。(AstroArtsのHPから参照)
年に3回も月食がある年もあればまったく月食のない年もあって、皆既月食をみられるのは久しぶりだなと思います。
とはいっても、今回見られるのは皆既月食から元の姿に戻ろうとしている月が昇ってくる「月出帯食」。本影食の終了時刻には関東以北で高度3度と、非常に低い位置に月がありますので高い場所から見ないと観測は難しいかもしれませんね。
(AstroArtsのHPから参照)
タイムテーブルを見ても観測はなかなか難しそう。それでも、東の空が開けている場所や高い場所から見れば、しっかりと月食が見られると思います。
私も小型双眼鏡をポケットに忍ばせて、会社の入っているビルの上層階に行ってみます!
■月食は地球の存在を感じさせてくれる
写真は2011年の部分月食を撮影したもの。一眼デジカメに200mmの望遠レンズを装着し三脚で撮った写真ですが、地球の影が月にかかっている様子が良くわかります。
私は小型の天体望遠鏡は持っているものの、天体観測が趣味というほど星空に詳しくはありません。また、郊外とはいえ東京に住んでいるため空が明るくて星が見えにくく、太陽系以外の惑星や恒星などの観測には不向きだなと思っています。
だからこそ、月や太陽系の惑星には興味があって、時間があれば双眼鏡や天体望遠鏡で月や惑星を眺めています。
その中でも月食は大好きで、徐々に地球の影が月の表面を覆っていく様子を見ると、地球が宇宙の中に浮かんでいる星のひとつなんだなと実感します。
日々いろいろなことで忙しかったら悩んだりすることがありますが、宇宙の中の地球を感じることで、自分の存在の小ささを感じることで気分が晴れてくるから不思議です。
悩んだら月を見る。出来れば月食を見る。結構オススメですよ。