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〔P〕本当うまくいく人は周囲に対して感謝の気持ちを持っている

 最近テレビを見ていてふと気づきました。大物歌手と呼ばれる人ほど周囲に対して丁寧なんですね。これはビジネスの世界でもいえることかもしれません。

■大物といわれる人の受け答え

 ある日、テレビのバラエティー番組を見るとも無く眺めていたら、歌手の北島三郎さんが出演されていました。

 北島三郎さんの逸話を聞きながらゲストとの会話を楽しむという趣旨の番組でしたが、北島さんはとにかく言葉が丁寧。若手芸人の突込みに対してもフランクな言葉で返すのではなく、「です」「ます」調の丁寧な言葉で丁寧に返事をしていらっしゃる姿が印象的でした。

 北島三郎さんといえば芸能界の大御所で、演歌の世界では北島ファミリーを率いる大物中の大物。テレビ番組なので普段の生活までは分かりませんが、テレビを通じてその人柄がこちらまで届いてきました。

 北島三郎さんは昨年の紅白歌合戦でも「後進に道を譲るため今回限りにする」と発表して周囲を驚かせましたが、面倒見の良さと周囲に対する感謝の気持ちというのは本物のようです。

 すばらしい。

■企業でも大人物ほど親切で丁寧

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 こういった「周囲に対して感謝の心を持っているかどうか」というのはビジネスの世界でも時々感じることがあります。

 特に自分より立場の弱いものに対してどのように接するかによって、その人の人物感が決まるといっても過言ではないと思います。

 ある職場のA部長さんは部下に対しても出入りの業者さんに対しても、とにかく高圧的に物をいう人。こういう人というのはどの企業にもいるのではないでしょうか。

 部下に対しては高圧的な口調で乱暴な言葉を言い、出入りの業者さんや清掃をしてくださる方には挨拶もしない。周囲は次第に本人に怒られないような消極的な行動をとってしまいます。

 一方、他の職場のB部門長さんはとての気さくで優しい方。仕事の判断はものすごく早いのですが、部下や出入りの業者さんにもとても人気のある部門長さんです。

 特徴的なのは誰に対しても丁寧な言葉を使うこと。部下の若手社員に対しても呼び捨てにしたり君付けをしたりすることなく、常に「○○さん」と呼びかけることの出来る方です。もちろん常に笑顔つき。

 清掃の方や出入りの業者さんにも「いつもお疲れ様です」と優しい言葉をかけて丁寧に挨拶をする。周囲はB部門長に誉めてもらえるので、積極的にいろいろな施策に打ち込むという好循環を生んでいます。

■人は感謝の気持ちを持つことで優しくなれる

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 前述のB部門長さん以外にも、企業のトップクラスにいらっしゃる方は概して周囲に対して丁寧な方が多いようです。

 後世まで語り継がれる経営者というのは、皆さん 「仕事には厳しいけれども人には優しい」という点で共通していて、だからこそ人が育ち「こういう人になりたい」と思われるのではないかと思います。

 伝説となるような経営者が設立した企業は、創業者が亡くなった後でも「○○らしさ」というものが企業自体に残っていますが、それも「こういう人になりたい」と周囲が思うことで生まれるのではないでしょうか。

 もちろん完璧な人間というのはいないと思いますので、優しいと思われていた人が突然怒鳴ることもあるでしょうし、特定の人にはどうしても優しくできないということはあると思います。

 要はバランスの問題で、周囲に対して感謝の気持ちをどれだけ持ち続けているかで、その人の人物感が出来上がっていくのだと思います。たとえ怒ったとしても「あの人が怒ったんだから、よほどのことだったんだろう」ということも、実社会の中ではありますよね。

 人に優しく出来るようになるには、相手に対する感謝の気持ちをどうやって持ち続けるかが大切。感謝の気持ちというのはある意味では意識しないと生まれにくいものだとも思いますので、小さなことにも感謝するという習慣をつけることが大切なんだなと思いました。

 「今朝は通勤時に珍しく座れたな」という時には、座れたことに心から感謝する。奥様がちょっと工夫したサラダを出してくれたら、気配りに感謝する。その時には声に出して感謝の気持ちを表す習慣を身に着けたいものですよね。

 そんな「ちょっとしたこと」で人生を豊かに生きていけるような気がします。