世の中にロングセラーと呼ばれる商品は数々ある。その理由は、使いやすさだったりデザインだったりと様々だが、どれも永く支持を集めるだけの理由がある。今年発売30周年を迎えるテプラも、機能やデザインで秀でたものがあるからこそのロングセラーなのだろう。
新商品には新機能も盛りだくさん
文具メーカーのキングジムは、ラベルライターとして人気の高い「テプラ」PROシリーズに、新たにオフィス向けエントリーモデルとして「テプラPRO SR370」を追加する。発売開始は2018年10月29日、発売予定価格は14,800円(税別)だ。
新たに発売されるモデルは、幅約197mm、奥行219mm、厚さ66mm、重量約700g(乾電池・テープを除く)なので、オフィスで使うには手頃な大きさだろう。従来商品に比べて液晶画面が大きく、キーピッチにもゆとりを持たせてあるので操作性が向上しているようだ。
本体の色合いがとてもスマートでおしゃれで、オフィスだけではなく家庭で使うのにも良い雰囲気があると思うがいかがだろうか。
また、エントリーモデルとしては初となる「連続印刷機能」や「デザインフォーム」を搭載している。さらに、漢字3書体、かな5書体、英数5書体を搭載しているので、デザイン性の高いラベルも作成できそうだ。
我が家のテブラは年代物
ラベルライター「テプラ」は、1988 年に国内ラベル作成機として発売され、シリーズ累計販売台数は1,000万台を突破している。ラベルライターと言えばテプラと言われるぐらいの人気ぶりだ。
初代テプラの価格が16,800円なので、今回ご紹介した新商品よりも若干高かったようだ。しかし、当時は大卒の初任給が15万円ほどだった頃なので、感覚としては今よりも高価な事務機だったのだろう。
その後、1992年以降にProシリーズが発売されるようになり、テプラは一気に市場に出回るようになる。この頃から職場にもテプラが置かれるようになり、今まで手書きだったラベル作成作業が一気に楽になってきた。ワープロやパソコンの普及と比例して、テプラも普及していった感じだ。
我が家のテプラは、1998年に発売された「テプラPRO SR323」という家庭用の機器。発売されてすぐに購入したので、もう20年も頑張ってくれている。
子どもが生まれるのに合わせて買い、おむつやシッカロールなどのベビー用品入れにラベル貼りをしたのを思い出す。その後も、幼稚園や小学校の持ち物に貼ったり、修学旅行や林間学校の持ち物に貼ったりと、子どもの成長とともにテプラも活躍してきた。
我が家のテプラは今年で20周年。まだ現役で使うことができているので、子どもが成人した今では私たち夫婦の小物整理に活躍している。ロングセラー商品は消耗品も末永く発売され続けるので、年代物のテプラ所有者としても大助かりである。