文房具の新商品を見ると、こんな改良の仕方があったのかと驚くことがある。それが見た目のことであったり機能のことであったりと様々なのだが、ちょっとした発想の転換で思いがけず使いやすくなることがある。キングジムが発売する定番商品の改良もその一つだろう。
半透明になったブギーボードBB-11
https://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/bb11.html
キングジムが発売している「Boogie Board(ブギーボード)」は、アメリカのKent Displays社が開発・販売している電子メモパッドだ。ちょっとしたメモや備忘録、筆談など様々な用途に使われている商品だが、これまでのモデルで最大の画面サイズで、なおかつシリーズ初の半透明液晶画面を採用した「Boogie Board BB-11」が2018年8月3日(金)から販売される。
ブギーボードは付属のスタイラス(描画用のペン)で液晶画面に直接書き込みができる電子メモパッドだ。紙に文字を書くような滑らかな書き心地が特長で、キングジムが2010年に輸入販売を開始して以来、個人・法人問わず人気だという。
https://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/bb11.html
今回発売される「ブギーボード」BB-11は、液晶部分が279×216mmとこれまでのモデルの中で最も大きく、シリーズ初の半透明液晶画面を採用している。今までは小さなホワイトボードのような感覚でとらえていたが、半透明になって商品がひとつのジャンルとして際立ったような気がする。
実際に使い方にも大きな変化が生まれる。単なる書いて消せるツールではなく、付属のテンプレートシートを敷いてグラフや文字をより綺麗に書けるようになった。
また、例えばバスケットコートやサッカーグランドのテンプレートを自分で作り、その上に置いて書けば練習中や試合中のミーティングにも遣えそうだ。
電源はコイン型リチウム電池1個。それで、5万回の書き換えが可能だ。価格は9,200円(税別)を予定しているようだ。誤って消してしまうことを防止する機能もあるようなので、いろいろな意味で非常に興味深い商品だ。