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旅先で書店に入ると書籍との不思議な出会いが待っている

出張や旅に出たときには、時間をつくって地元の書店を覗くことにしている。書店だと売っている本はどこも同じだと思われがちだが、お店によってオススメの書籍が違ったり力を入れている棚があったりとまちまちだ。また、土地土地によってその内容も異なるとともに、書店員さんの手書きPOPも楽しい。

出張や旅にでなくても近場の書店をいくつか覗くだけで差があるのだが、旅先で入った書店では今まで目につかなかったり興味がなかった本に出会う確率が高い。旅先ということで自分の中の好奇心メーターがマックスになっているのかもしれない。だからこそ、出張や旅行の時に書店を覗くのは楽しいのだ。 

そういえば、佐藤ジュンコさんの本に出会ったのも、鹿児島の天文館という繁華街ちかくにあるジュンク堂だった。何気なく平台を見ていた時に「月刊佐藤純子 (ちくま文庫)」が目に飛び込んできた。取り付けられていた手書きのPOPも非常に熱くて、思わず手に取ってしまったぐらいだ。

月刊佐藤純子 (ちくま文庫 さ 44-1)

今ではどのような文言のPOPだったかは覚えていないが、佐藤ジュンコさんが仙台のジュンク堂で働いていたこと、心暖まる内容であることなどが、静かに、しかし熱く、短い文章で的確に書かれていたことを思い出す。POPに惹かれて中身を見ずに買ったが、読んでみて大正解。いまではすっかり大ファンになってしまった。

佐藤ジュンコさんの本以外にも旅先で見かけて読み込んだ本は多い。奈良で買って読んだ「鹿男あをによし (幻冬舎文庫)」などはそのものズバリのチョイスだが、旅先が舞台となっている物語をその土地で読むというのもまた楽しい。

これからも、旅と書店と本は自分の中で切り離せないセットだ。