"クリーンデスク”という言葉を聞くようになって久しい。クリーンデスクとは、情報保護の観点から「机の上に重要な情報を置きっぱなしにしない」ということであり、帰宅時には机の上を綺麗に整頓して帰るという意味にも使われる。そして、日中であっても書類は伏せて置くなど「見られない工夫」が必要だという事だ。個人情報を含めて情報管理が厳しくなってきており、ISOやPマークなどの取得のためにクリーンデスクを推進する企業は多い。
入れておくだけで情報を隠してくれる「カモフラージュホルダー」
職場でも家庭でも学校でも、持ち歩く書類をクリアーファイルに入れているという人は多いだろう。用途ごとに色を変えたりすることで、とても便利に使える文房具だ。 クリアーファイルが一般的になるまでは紙のファイルに挟んでいたが、クリアーファイルが普及してきてからは「中身が見える」という便利さがうけて需要が広がってきた。
しかし、中身が見えるということは逆に見られたくない資料も見られてしまうことにつながるので、クリアーファイルをさらにホルダーやノートに挟んで持ち歩いている人も多いのではないだろうか。さらに、机上に置いておく場合にも重要な書類などは伏せておかなければいけないので、便利ながらも場合によっては気を使ってしまう道具でもある。
https://bungu.plus.co.jp/product/security/other/camouflage/
文房具メーカーのプラスが販売している「カモフラージュホルダー」は、そんな悩みを解決してくれる便利な道具だ。
https://bungu.plus.co.jp/product/security/other/camouflage/
一見すると色付きのクリアーファイルだが、表面に独特のカモフラージュ柄が印刷されているので大きな文字しか見えない。大きな文字は読むことができるので書類の中身は分かるが、机上に置きっぱなしにしたり会議の席で手元に置いてもチラ見される心配がない。
https://bungu.plus.co.jp/product/security/other/camouflage/
種類は3種類で、硬質のものや仕切りがついたものなどがあるので、用途に応じて使い分けることができる。また、カラーバリエーションも7色あるので、内容によって分けても良いだろう。周囲の目を気にせず書類を置けるというのは、思った以上にストレスが軽減されて良いと思う。
クリアファイルも付加価値の時代に
最近では100円均一ショップでもクリアファイルが売られていて、厚手の商品でも10枚100円で販売されている。そうなると、文具メーカー各社では10倍近い価格で販売しても買ってもらえなくなるだろう。もちろん、一枚一枚の素材や品質には差があるのかもしれないが、消耗品的に使われるようになった商品なので安い方が良いこともある。
そこで、今回ご紹介したカモフラージュホルダーのように、従来にない付加価値によって廉価版との差別化を図っていくという動きになってきている。付加される機能は、挟みやすさだったり使い勝手だったりと様々だ。
こういったメーカーの努力があってこそ文房具は進化を続けているし、だからこそより使いやすくて便利な道具として私たちを楽しませてくれるのだと思う。