アイデアというのは、じっーと考えていただけでは思い浮かばないことが多いようだ。常にいろいろなことに興味を持ち、出会いや情報を求めて積極的に行動する。そうすることで初めて、「ひらめき」が訪れるのだろう。そして、ひらめいたアイデアを具現化する力もまた、常に積極的に行動しているからこそ生まれるのかもしれない。
いまだかつてないクラウドファンディング文具の第二弾!
文房具関係で素晴らしい"ひらめき"をする人と言えば、ノベルティ研究所の高木芳紀さんもそのお一人だろう。文房具好きが集まる文具祭りを企画・開催するなど、文房具好きには有名な方だ。
元々、渋谷の老舗文具店つばめやで通販部門を中心に活躍していた高木さんは、今年4月につばめやの名入れノベリティ部門を”のれん分け”の形で承継し独立した。つい先日はクラウドファンディングで「日めくり付箋カレンダー『himekuri』」」をエントリーし、あっという間に目標額を達成したというアイデア豊富な方だ。
その高木さんがクラウドファンディング第二弾としてエントリーしたのが、天才ジオラマアニメーターとのコラボ商品「錯覚落書きノート『NOUTO(ノウト)』」だ。
今回も既に目標額を達成しているヒット商品になっているが、天才ジオラマアニメーターのMozu君とのコラボが大きな鍵となっている。
若き天才ジオラマアニメーターMozu君
今回、高木さんと一緒にクラウドファンディングにエントリーしているのが、19歳の天才ジオラマアニメーターMozu君。彼の作るジオラマはテレビでも数多く取り上げられているので、ご存知の方も多いだろう。高校生の時に卒業製作として取り組んだ超緻密なジオラマが話題となり、YouTubeでも桁外れの再生回数を誇っている。
ものすごすぎて思わず見いってしまうが、これほどまでに精巧なジオラマを作るためには持って生れた何かがあると思わざるを得ない。それほど精巧で素晴らしい作品群だ。
2017年10月30日には、彼の作品を集めた「MOZU 超絶精密ジオラマワーク」が発売された。事前にテレビなどで取り上げられていたということもあり、発売10日で増刷になるほどの人気だという。確かに見ているだけでワクワクする一冊だ。
こういった「ワクワク」を私たちは求めているのだろうと思うし、それを商品化することは世の中のニーズを上手に拾い上げているということだろう。
どんなノートが出来上がるの?
それほどまでにジオラマの製作に長けているMozu君だが、ジオラマだけではなく精巧なトリックアートを描くこともできる。こちらも天才的な出来映えだ。それを見た高木さんが商品化について親御さんを含めてアプローチし、数年越しでクラウドファンディングにエントリーしたのだ。
今回製作されるのは、一見普通のノートに見える32ページの大学ノート。しかし、ページを開くとそのページ毎に様々なトリックアートが描かれているという作品集のようなノートだ。
前回のクラウドファンディングでは、「付箋の日めくりカレンダー」をエントリーした高木さん。今回は「ノートのような作品集」であり、「作品集のようなノート」を作るという実にワクワクする取り組みがすごいと思う。
こうゆう"ひらめき"が出来ない身としては、素晴らしいひらめきと技術に敬意を表して、クラウドファンディングを応援することにしたい。