まだまだ夏だなと思っていると、あっという間に季節が変わる。ファッションの世界ではかなり昔から季節の先取りが行われてきたが、文房具の世界でも同様だ。
そろそろ来年のダイヤリーが出回る時期
秋口になると毎年翌年のダイヤリーが発売開始となるが、そのタイミングが少しずつ早くなって来ているような気がする。
すでにマークスやモレスキンなど有名な手帳メーカーは2018年版の販売を開始しており、ほぼ日手帳も9月1日の発売開始をプレスリリースしている。今年もまだ4ヶ月残っており、年度で言えばまだ上半期も終わっていない時期だ。それだけダイヤリーのニーズが高くて、良いものを早く買いたいという消費者の要望も高いのだろう。
文房具好きで手帳好きとしては、実にありがたいことである。
『選ぶ』から『デザインする』への転換
準備期間を経ていよいよオープンするのが、「ネットde手帳工房」というサービスだ。昨年参加した文具祭りで内容の紹介があり、とても興味深いなと思っていたサービスだ。
このサービスは、一言で言うと「オリジナルの手帳を一つずつ作ってくれる」というものだ。手帳好きの方にとっては、待ってましたという感じのサービスではないだろうか。
サイトでは注文手前まで無料で作ることができるので、自分好みの手帳を少しデザインしてみても楽しい。また、色々なサンプルも用意されているので、それを見ながら自分好みのデザインを考えてみても良いだろう。
例えば「山手帳」と言う登山好きな人のための手帳サンプルには、月間カレンダーや日々の日記などの他に「装備品リスト」など山行するための特別な一覧をつけてある。価格は税込・送料込みで5,400円だが、こう言う「自分だけの一冊」であれば決して高くはないだろう。
私も大好きなボウリングのスコアアップのための、スコアシートを入れられる一冊を作ってみたくなった。
今年は手帳関連商品も熱い
今年は手帳だけではなく、手帳を使いやすくするための関連商品も数多く出始めている。
先日ご紹介した「KITTAダイヤリーシール」をはじめとして、スケジューラー用のシールが昨年以上に数多く発売されているように感じる。
スマホやクラウドサービスでスケジュールを管理することが多くなったが、かといって手帳やダイヤリーが廃れてきたわけではない。デジタルなサービスがアナログな商品を淘汰するかと思いきや、不思議なことだが共存していることに気がつく。
それも文具メーカー各社の努力があってこそだし、文房具が単なる道具ではなく「持っていたい」と思えるものに進化してきているからだろう。
そういう意味でも、今回ご紹介した手帳デザインサービスはその流れに会っているのではないかと思うがいかがだろうか。