昨日は今月の最終金曜日。いわゆるプレミアムフライデーだった。休めるものなら休もうと思っていたが、あいにく打ち合わせが入ってしまったので休めずじまい。そもそも打ち合わせが入ること自体、世の中的にプレミアムフライデーを促進しようという気運がまだまだ足りないのだろう。
用事がなくても休むことの大切さ
政府と経済界の旗振りで2月から始まったプレミアムフライデー。毎月最終金曜日を15時で退社しようという働き方改革の一つだが、実際に15時退社ができた人は全体の3〜4%程度だという調査もあり、まだまだ浸透しているとは言い難い。
それでも個人的には「特定の日を休んで楽しむ」というのは、とても良いことだと思う。用事があるから休むのではなく、休むから用事を作るというのはなんと贅沢なことだろう。精神衛生上も良い。
その昔「赤信号、皆んなで渡れば怖くない」という言葉が流行ったが、周囲が休めば自然と自分も休むという国民性なので、徐々にでも「月末の金曜日は休む」ということが広がってくれると嬉しいなと思う。
「月末の金曜日」に「15時から」という設定が難点
しかし、月末の金曜日というのは何かと忙しい。特に月末の金曜日が31日とかの最終日と重なると、休みたくても休めないという方が多いのではないだろうか。私も同様だ。
「給料日後の金曜日は休みやすいだろう」という推測のもとでプレミアムフライデーが決められたようだが、その目論見は少し見当違いだったのかもしれない。
また、15時から休むというのも少し難しい。全員が一斉に帰ることができる職場ならいざ知らず、働いている人を横目に「お先に失礼します〜」と言うのは少々気がひける。特に上司や先輩に対してとなるとさらにハードルが上がるだろう。
「月末の金曜日」と「15時から」の2点がプレミアムフライデーが広がりにくい原因だと思うのだが、皆さんはどうお考えだろうか。
「好きな週の金曜日」に「午後から休む」をやってみたい
私の職場では「プレミアムフライデーに午後から休みを取る」というメンバーがいる。午後から休みを取るというよりは、お昼休みになったら会社を出るという休み方だ。これなら周囲に対する気兼ねも少なくて済み、スマートに休みを取ることができる。私もぜひ見習ってみたい。
さらに、私の場合には、仕事の関係で月末よりも月の中盤の方が休みを取りやすい。給料日前になってしまうことの方が多いが、別に給料日前だろうが後だろうが使えるお金は決まっているので関係ないだろう。
働き方改革の考え方としては、「残業を減らす」「休みを多く取る」という双方を達成することを考えるべきなので、プレミアムフライデー的な運動は必要なことだと思う。しかし、月末の金曜日にこだわってしまうと、その日に休まないと次の月まで休めないような錯覚にとらわれてしまうのではないだろうか。
「好きな週の金曜日」に「午後から休む」。これが自分にとって一番のプレミアムとなる休みになりそうだ。名付けて「勝手にプレミアム半ドンフライデー」。来月から始めてみたい。
プレミアムフライデーに文房具を愛でる
文房具好きの方ならご存知の「毎日、文房具。」。文房具の魅力を発信しているウェブマガジンだが、そこには「月イチでプレミアム文房具デー。」という記事がアップされている。
プレミアムフライデーを文房具で豊かにしようというこの取り組みを知り、私もプレミアムフライデーを利用して文具店巡りをしてみたくなった。来月からチャレンジしてみたい。