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桜を綺麗に撮るための3つのポイント

東京は今年全国で最も早く開花宣言が出されたが、その後はボチボチと桜の花が開いてきていて満開までもう少しかかりそうだ。土曜日は雨が降って冷え込むようだが、日曜日からは気温がぐっと上がるようだ。そうなると、日曜日には一気に満開になるのかもしれない。これからは花見のシーズン。桜の花を見てウキウキする時期だが、桜を写真に撮るときにはいくつかの注意点がある。以前、写真教室の先生にお聞きした注意点を僭越ながらご紹介させていただきたい。

桜の花は露出をプラス補正で撮る

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上の写真は撮影モードを「オート」で撮ったときの写真。 画面がやや暗くなってしまい桜の色合いが出ていない。これは、カメラが自動的に露出を決めてしまうために起こってしまう現象だ。簡単に言うと、桜の花びらは全体的に白っぽいのでカメラが「ちょっと明るいな」と感じて自動的に暗く補正してしまうのだ。

私たちも、明るい物を見ると目を細めて光の量を少なくしてしまう。また、瞳も自然と光の入る量を調整して少なくする。それと同じだと思うと分かりやすいかもしれない。

しかし、写真撮影の時にはそのままでは全体的に暗い写真になってしまうので、カメラ側で「露出補正」を「プラス側に」行う必要がある。

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こちらの写真は、カメラの露出補正をプラス1して撮影した写真。構図の良し悪しやピントの甘さはご勘弁いただくとして、実際に見たときの明るさや色に近づいている。

コンパクトカメラやスマホでも露出補正を行なうことができるので、桜の花を撮る時にはぜひ試していただきたい。ただし、周囲の状況やカメラの測光モードタイプによっては補正の有無が変わって来るので、まずは一枚写してみて適正な露出を決めるということも大切だ。

ちなみに、適正な露出の基準は人の手の平の色らしい。あくまでも簡易な方法だが、被写体の横に手の平を掲げてみて、「手の平よりも被写体が明るければプラス補正」を、「暗ければマイナス補正」を行うということを意識したい。

花のアップでピント合わせが難しいとき

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ピント調整ができる一眼レフなどと違ってスマホのカメラではピントを手動で合わせることができない。そのため、せっかく撮った桜の花も花びらだけ撮ろうとするとピントが外れることが多々ある。最も残念なパターンだろう。

そんな時には桜の花の隣に自分の指を置いてそこにピントを合わせ、指を外してシャッターを押すと桜の花にもピントが合う。手が届くところにある花びらにしか使えない方法だが、足下の草花などを撮る時にも使える方法なので試していただきたい。

時には逆光で撮ってみる

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桜の花びらは薄いので、時には逆光で撮ってみるのも面白い。花びらに写る陰の形にも気をつけながら撮る必要があるが、いつもとはまた違った桜の花の美しさが捉えられるかもしれない。

桜の花びらが元気な時には単に接写をしても写真として映えるが、散り際になって花びらに元気がなくなってくると少し工夫が必要かもしれない。そんな時には逆光で写してみたりモノクロで写してみたりと、いつもとは違った桜の魅力を引き出す工夫が必要なんだろうと思う。 

好きで撮るのがまずは大切

こうやって撮影のポイントを書かせていただいたが、いつまで経っても上達しないのが写真の腕前だ。しかし、試行錯誤しながら撮るということ自体が面白いので、いわゆる「下手の横好き」ながらも楽しんで撮影をしている。

特に桜の花が咲く時期は他にもいろいろな草花が花を咲かせる時期でもあるので、そんな花々を見ながらカメラを担いで散策するのは気分的にも良い。そんな、のんびりゆっくりの写真好きをこれからも続けていきたいと思う。

※この記事は2015-3-28の記事をリライトしたものです