付箋はメモとして使ったり、書類や書籍のマークとして使ったりと用途が広い、だからこそ、いつも手元に置いて使いたいときにすぐに使える状態にしておきたい。小さな付箋ならなおさらだ。手帳などに入れておく小さな付箋も登場してきているが、場所にとらわれず手軽に持ち運べる付箋も発売された。
クリップで取り付ける付箋
2017年2月28日にカンミ堂から新発売されたのが、「クリップココフセン」という商品。金属製のクリップが付属された細身の付箋で、価格は420円(税別)だ。
今までも手帳の内側に貼ることのできる付箋はあったが、今回の商品は金属製のクリップと一体化しているのが特徴だ。このクリップがあるおかげで、書籍の扉ページなどに挟んでおくこともできる。
クリップは適度な大きさで適度な柔らかさ。文庫本の表紙に取り付けても、紙に食い込むこともなくすんなりと付く。それなのにゆるくない。絶妙な感じだ。
これで、これからは読書中に気になった言い回しがあった時に、読書のリズムを損なうことなくマークをつけることができそうだ。
シチュエーションに合わせた持ち運べる付箋
カンミ堂といえばデスク上で直立する「ふせん スット」や、ペンケースにも入る細身の「ペントネ」など魅力的な付箋を世の中に出している。今回発売されたこの商品も、使い手のシチュエーションに合わせて、手軽に持ち運べるというのが良い。
付箋紙といえば一昔前はただの事務用品だったが、今では様々なバリエーションのあるジャンルとして育ってきている。年齢層によって、好みによって、シチュエーションによって様々なタイプの商品が揃っている。
形状で差別化を図ったり粘着力など機能で差別化を図ったりと各社様々なアピールを行っているが、最低限の機能は欲しい。スタイリッシュだったり安価だったりするのは良いのだが、貼ってもすぐにはがれたり紙がよれてしまったのでは意味がない。
剥がれにくくて、それでいて剥がしやすいという相反することを求められる付箋紙。だからこそ、各メーカーは接着剤の開発に注力するのだろうし、基本性能がしっかりとしていてこその商品バリエーションなんだろうなと思う。