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【文具店めぐり】夕方5時からユルく開けている文房具店「ぷんぷく堂」に行ってきた!(千葉県市川市)

街の文具店というのは、朝早くから開いていて夜の早い時間に閉まるというイメージがあるのではないだろうか。私の実家もそうだった。ところが、千葉県市川市には夕方5時から開店する文具店がある。文房具好きの方ならご存知の方が多く、ファンも多い文具店だ。

夕方5時からユルく開けている文具店「ぷんぷく堂」

「ぷんぷく堂」正面

JR総武線各駅停車に乗って、新宿から揺られること約40分。JR本八幡駅で電車を降りて、10分ほど歩いたところに文具店 ぷんぷく堂がある。京成電鉄の線路沿いにある小さな文具店は、夕方5時から開店しているという珍しくも有名なお店だ。

線路沿いの小道

京成電鉄の線路沿いは昔からの住宅地で、夕方になると仕事帰りの人や買い物帰りの人が家路を急ぐ姿が見られる。のんびりとした風景だ。市川市役所の裏手にあたるこの界隈は、道も狭くて車はほとんど通らず静かだ。

提灯の明かりがともるぷんぷく堂

線路が緩くカーブするその先に、赤い提灯が下げられた可愛いお店が現れる。初めて訪れたのになぜか懐かしいような、以前にも訪れたことがあるような不思議な感覚に捉えられてしまう。

ぷんぷく堂の入口

店内右側

ぷんぷく堂店内

店内は2.5坪というこじんまりとしたスペースだが、そこに所狭しと様々な文房具類が並べられている。所狭しと並べられてはいるが、整然と整理されているのでとても見やすい。

棚の上には三菱鉛筆の大きな箱がある

古い鉛筆ケース

輪ゴム缶のディスプレイ

木製の鉛筆ケースだけではなく、店内は古いケースや棚でディスプレイされていて懐かしい雰囲気だ。こういった棚類はどうやって入手したのかなど、気になることが山盛りの店内だ。

棚だけではなく引き出しにも色々な商品が入っていて、自由に開け閉めして商品を見ることもできる。これが案外楽しい。

店主の櫻井有紀さんはとても親しみやすい雰囲気で、お店に入った瞬間から「ゆっくりご覧になってくださいね」と声をかけていただいた。また、オリジナル商品について素材などを質問すると、作り方や製作にあたってのコンセプトなどをとても分かりやすく丁寧に教えていただいた。

マスキングテープ

お店の方とのこういうやりとりというのは楽しい。文房具好きとしてはオリジナル商品の説明を聞くのも楽しいし、見たことのない商品の使い勝手を教えてもらうのも楽しい。

以前から一度足を運んでみたいと思っていたぷんぷく堂は、予想以上にのんびりとすることのできる温かい空気感のお店だった。 

■ぷんぷく堂
住所 千葉県市川市八幡5-6-29
電話 047-333-7669
営業 月・火・木・金・土 17:00-22:00
   第一日曜・祝日 12:00-19:00

オリジナル商品も豊富

ぷんぷく堂オリジナル商品「あなたの小道具箱」

ぷんぷく堂はオリジナル商品も色々と販売している。昔ながらの雰囲気のある文具店ながら、オリジナル商品を次々と販売している点が人気の一つなのだろう。

昨年暮れに初めて文房具好きの祭典『文具祭り』に初参加してきたが、その際に櫻井さんがプレゼンされていたのが「あなたの小道具箱」という商品。東京の町工場で作られた小さな道具箱は、約50年は持つと言われている頑丈な硬質紙『パスコ』で作られている。

アマゾンでも購入できるが、お店で購入すると特典として上下別々の色で買うことができるとのこと。緑の蓋に黄色の本体という組み合わせなども楽しめるということだ。これは嬉しい特典だなと思う。

オリジナル商品「メモッパチ」

また、同じくオリジナル商品の「メモッパチ」は、用箋挟に専用のメモパッドをつけてゴムを通したもの。用箋挟は関東の工場で一枚一枚手貼りしたこだわりの品物だ。

オリジナル商品は価格的にも既製品より若干高めだが、手作りだということを考えればそれも納得の値段なのではないかと思う。

ぷんぷく堂の手作り模型

そのほかにもいくつもオリジナル商品が棚に並べられているので、その一つ一つを手にとって説明を読んでいるだけでもあっという間に時間が経ってしまう。夕方5時から開店している文具店は、時間の経過も外とは違う時間軸で流れているような錯覚を覚えるお店だった。