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【注目商品】気になるテープカッター「テープつまめるくん」

月に何回か足を運んでいる都内最大級の複合店。文房具やCD&DVD、書店、カフェなどが一つになった店舗だが、そこでちょっと気になる文房具を見かけた。調べてみたら小さな工場が作っている注目すべき商品だった。

金型工場が作ったテープカッター

「コーチャン・フォー」の外観

東京都稲城市にある都内最大級の複合店「コーチャンフォー若葉台店」。文房具やCD&DVD、書店、カフェなどが一つになった店舗だ。元々は北海道のみで店舗展開をしていたが、2014年10月に道外で初めてオープンしたのが東京都稲城市の若葉台店だ。

最寄駅は京王線若葉台駅。新宿駅から乗り換えが良ければ30分で到着する駅だが、東京23区外のいわゆる都下にあるため土地は広い。

「テープつまめるくん」

その広大な広さを誇る文房具売り場で見かけたのが、「テープつまめるくん」というテープカッターだ。人が二人寝転んでいる様子の一風変わったフォルムだが、機能は思わず唸ってしまうような特別なものだった。

「テープつまめるくん」のカッター部分

とは言ってもちょっとしたアイデア。テープを切ると次のテープが掴みやすいというものだ。まさに「つまめるくん」という機能だ。

「テープつまめるくん」のカッター部分

装着されているテープが透明なので、分かりやすくするため手元にあったマスキングテープをつけてみた。白い部品がバネのようになっていて、テープを切ると跳ね上がるようになっている。

切るときにちょっとしたコツが必要だが、慣れれば常にテープの先端がつまめるので便利だ。何回か試してみると簡単に慣れるので、試してみる価値はあると思う。なお、据え置きではないので、片手で持った方が使いやすい。

2017年1月20日現在でこの商品が買えるのは、若葉台のコーチャンフォーだけのようだ。ピンポイントで販売されているユニークな商品は、機能だけではなく販売法方もユニークな気になる商品だ。

作っているのは町の小さな工場

「テープつまめるくん」

この商品を製造・販売しているのは、東京都稲城市矢野口にある嘉山金型製作所という会社。矢野口と言えばJR南武線の駅があり、多摩川にほど近い住宅地だ。

嘉山金型製作所は昭和44年の創業。従業員10名という少人数ながら、金型の製造と成型加工の療法を行なっている。プラスチックチェーン、成型加工技術。プラスチック製品の金型製作から、素材、調色、成型までを行う会社だ。

自動車用のエンジンスターターや展示車両用電源の組み立ても行なっているなど、事業内容は多種多彩。「テープつかめるくん」は色々なモノづくりにチャレンジしていく中で、多摩美大生との共同制作として手がけたものだそうだ。

今はコーチャンフォー若葉台店にだけ置かれているが、これから市場に出回って人気が出てくる気配が濃厚だと思うがいかがだろうか。ノベルティとしても需要が見込めるのではないかと思う。

文房具の世界は小さなメーカーが活躍できる世界なので、こういったオンリーワンの技術を突き詰めて頑張っていただきたい。文房具好きとしてはそう思える商品だし、応援してみたい商品だ。