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リトルプレス「気になる京都シリーズ」を読めば、オリジナルな京都旅行が楽しめるかもしれない

京都タワー

京都市。全国からだけではなく海外からも多くの観光客が訪れる街で、平成27年度は5,684万人もの観光客が訪れた古都だ。有名観光地は数え切れないほど市内各所に点在しており、一日では回り切れないほどだ。

清水寺や金閣寺、銀閣寺や三十三間堂などのお寺巡りも楽しいし、鴨川、嵐山など景勝地を見て歩くのも楽しい。その中に「地元の人がオススメするちょっと素敵な場所」が一つでも入ると、旅がさらに楽しくなるかもしれない。

地元発の素敵なリトルプレス「気になる京都」シリーズ

リトルプレス「気になる京都」

京都の書店「恵文社一乗寺店」で見かけたのが、表紙の写真が目を引く「気になる京都 あの店・あの場所」という素敵な小冊子。リトルプレスと呼ばれる冊子だが、他の旅行雑誌や観光案内書籍とは雰囲気を異にした冊子だ。

リトルプレスとは個人や団体が制作する少部数の出版物で、販売・流通までを自らが行う印刷物のことを指す。何かに特化した個性的な冊子や独特の世界観を持った冊子などがあり、手軽に出版できることから近年人気となってきている。

日頃はこういったリトルプレスを見かける機会が少く、見かけたとしても手に取ることもなかった。しかし、旅先だということもあり、何気なく手にとってみたのだが思わず見入ってしまった。

写真が綺麗なうえに文章も読みやすい。何よりも写真に登場する方々の表情が、とても自然で素敵だった。

リトルプレス「気になる京都」の中身

冊子には折り返し部分にぐるっと毛糸が巻かれていたが、これは「おさんぽマップ」が挟んであるからだ。さらに、叡山電車のパンフレットや新聞の切り抜きコピーが挟まっていて、一つ一つを広げて見るのも楽しい。

毛糸が巻かれていることなども含めて、ちょっと一手間かけてあるというのもリトルプレスの魅力のひとつだろう。こういった地元の方が丁寧に発信している情報をキャッチし、さらに自分の旅に取り入れることによって、自分だけのオリジナルプランが立てられるかも知れない。そう思わせてくれる一冊でもあった。

「気になる京都」シリーズは現在3巻まで発刊されており、発行元のホームページからも購入可能だ。一般的な雑誌よりもページ数当たりの価格は高いが、オリジナルな京都旅行を考えている人には有益な情報が掲載されていると思うがいかがだろうか。

kazenoeki.theshop.jp

発行元は地元の観光情報発信基地

「風の駅」ホームページ

冊子を発行しているのは、京都市上京区桝形通河原町の出町桝形商店街内にある「風の駅」という情報ステーションだ。ホームページを見てみると、京都市内の観光パンフレットが置いてあるだけではなく、ギャラリースペースや雑貨販売スペースなどもあるようだ。

ホームページを見れば見るほどどのような施設なのかが分からなくなり、「風の駅」自体をオリジナル京都旅行の目的地に設定したいぐらいだ。いや、個人的には次の京都旅行には必ず訪問することにしたい。

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先日「恵文社一乗寺店」を訪問した際の行き帰りに叡山鉄道の「出町柳駅」を利用したが、そこから徒歩5分の場所に「風の駅」があったようだ。返す返すも残念だが、次の旅行の楽しみにとっておくことにしよう。

「風の駅」では前述した通り、「風の駅文庫SHOP」というネットショップも開設しているので、こちらで商品を眺めるのも楽しい。やっぱり京都は面白い。