軽量コンパクトな文房具は、持ち歩きに便利でいざという時に役立つ。ペンケースに必要な筆記具を入れて持ち運ぶのも良いが、打ち合わせの時や講習会の時など「ちょっと持っていきたい」という時には、ミニサイズのものが便利で良い。
「山田文具店」で入手したミニサイズの商品
先日久しぶりに訪れた三鷹の「山田文具店」。懐かしい文房具や雑貨が置いてあるが、今回はミニサイズの文房具に目が止まった。
買い物をしていて気になったのは、小さな蛍光ペンと原稿用紙風のメモ帳、ミニボールペンに地図記号がデザインされたA5版のクリアファイルだ。全てがミニサイズなので、こうやって写真を撮ると普通サイズに見えるというのも面白い。
蛍光ペンはドイツ製の「edding 7 マーカー」という商品。全長約6cmというコンパクトさは手のひらにすっぽりと隠れるぐらいで、ペンケースに入れてもかさばらないだろう。カラーは全部で5色用意されているので、必要な色を選んで持ち歩くのも楽しい。
原稿用紙を模したメモ帳は、第一印刷の「おもしろメモ帳 原稿用紙」という商品。その名のとおり原稿用紙柄のメモ帳なのだが、121文字を書くことのできる原稿用紙として使ってみるのも楽しい。やや黄色がかった色合いも、レトロな原稿用紙を思い起こさせてくれる。
メモ帳がミニ原稿なら、ボールペンもミニサイズが良いだろうと思い「木軸 ボールペンS」をセットで購入した。このボールペンはペン先がとにかく細い。ペン先0.5mm、線巾0.2mmというのだから、一般的なメモには逆に適さないかもしれない。手帳への書き込みなどに威力を発揮する商品だと思う。
どの商品も山田文具店のウェブショップにリンクを貼ってあるので、興味のある方は商品特徴などをご一読願いたい。
ミニサイズの商品になぜ惹かれるのか
小さい文房具というのは持ち運びに便利なだけではなく、持ち歩くこと自体がとにかく「楽しい」と思えるところが良い。例えて言えば、子供の頃にミニカーを集めていたような楽しさがあると思うがいかがだろうか。
例えばこの写真は新潟県立万代島美術館のミュージアムショップで購入したミニレターセットだが、通常のレターセットよりも書くことのできる面積が狭いのに、小さい方をついつい買ってしまう。
おじさんの私がいうのも何だが、「小さい=可愛い」という連想が働いてミニサイズのものを好んで買ってしまうのだろうと思う。ミニカーも同様だし、文房具類で言えばミニ・ステープラーやミニ・コンテナなど、「小さい」ということが一つのジャンルにもなっている。
小さいものを好むのは日本人に特有のことかもしれないが、こういったものを集めていくというのもまた文房具好きの琴線を刺激するのだと思う。