好みの問題だとは思うが、ボールペンはある程度太さと重量があったほうが書きやすい。 万年筆と違ってある程度の筆圧が必要なので、普段万年筆を使っているとさらにそう思うのかもしれない。
一方で、持ち歩くのであればコンパクトで軽いボールペンが良い。多少筆圧が弱くなるのを許容すれば、とっさの時に便利だという利点もある。軽量コンパクトでなおかつスタイリッシュなボールペンがあったので、持ち歩き用として使い始めてみた。
細身でスタイリッシュなボールペン
今回使い始めたのが、トンボ鉛筆の油性ボールペン「 ZOOM 707 0.7mm」という商品だ。写真をご覧いただいて分かるとおり、非常に細身でスタイリッシュなボールペンだ。
ボディーはブラックでクリップの先についている部品が赤なので、ちょっとしたアクセントになっているというのも良い
ペン先は思ったよりも細くはないが、ボディー自体が非常に細いのでペン先も細く感じてしまう。普段はペン先がボディー内に収められていて、エンド部分をひねるとペン先が出てくる仕組みだ。
ペン先を出すために捻る部分は、柔らかいラバー状のジャバラになっている。軽い力で捻ることができるが、逆に力を入れ過ぎてしまうと若干飛び出してしまうので注意が必要だろう。
細身でスタイリッシュなボールペンは、普段使いというよりはスーツのポケットに挿しておいたり、ビジネスバッグにそっと忍ばせておくという使い方が良いのかもしれない。持っているだけでも楽しくなるボールペンだ。
【ボール径】0.7mmボール/ステンレスチップ
【本体サイズ】最大幅10×全長136mm/重量11g
書き心地は思ったよりも滑らか
ボディーは細いが滑りにくいラバーグリップが取り付けられているので、持った時には思ったよりもバランスが良い。長く書くのには向いていないかもしれないが、さっと取り出してメモをするには最適だ。
原稿用紙に文字を書いてみたらペン先が細くて線は細いが、思ったよりも滑らかに描くことができる。原稿用紙に字を書くと普段よりも大きくなってしまうが、ルビを振ってみると丁度良い大きさの文字だなと感じた。
メモや手帳への書き込みをするのに、このボールペンは向いてるのかもしれない。
持ち歩くモレスキンにぴったり!
先日ご紹介したモレスキンのプチ・カスタマイズ。ペンを止めるゴムを取り付けただけの簡単カスタマイズなのだが、速記用のプレスマンがぴったりとフィットしていた。
しかし、今回入手したZOOM707に替えてみたらさらにフィットした。小さなモレスキンにスリムでスタイリッシュなボールペン。なかなかの組み合わせだと思うが、いかがだろうか。