時間がある時には手作りをするのも好きで、竹を削って箸やスプーンを作ってみたり、空き缶を利用してバーナーを作ったりしたこともある。ごくごくささやかなモノづくりだが、自分で作ったモノには愛着を感じる。
モノづくりには道具が必要だが、専用の道具がないと作れないものの一つが缶バッジだろう。個人で揃えるのは難しいが、いつかは道具を揃えて作ってみたい。
缶バッジ作りの道具
一昨年の秋に多摩川河川敷で開催されたもみじ市に出掛けたが、その時に会場で缶バッジ作りの体験会を開催していた。
好きな絵柄を選ぶと写真右側の道具でイラストをくりぬき、左側の道具に缶バッジや絵柄やコーティング用の部材を取り付けてガシャンと一押し、二押し。それを自分でやらせてもらえるので楽しい。
出来上がった缶バッジは直径44mmで、一般的に売られている缶バッジの大きさだ。一個300円也。記念品としては安価なお土産の部類に入るだろう。
缶バッジを作る道具はいろいろあるが、私がもみじ市で使わせていただいたプロ用の機材と部材のセットがだいたい7万円ほど。印刷した紙を専用のマシンで円形にくり抜き、缶バッジを組み立てるマシンでガシャンガシャンと作っていく。缶バッジを組み立てるマシンは台座部分がくるっと回るので、そういった動きも含めて面白い。
販売元のサイトを見ると「1時間で250個超の製作が可能」と書いてあるので、1分間に4個以上作っていく計算だ。一個15秒以内。慣れるとそれぐらいのスピードで製作することは可能だろうと思う。
缶バッジはちょっとした記念品やノベルティーとして重宝なので、小売店なので自作するというのも良いのかもしれない。
簡易な製作セットも販売されている
もっと気軽に個人で楽しむということであれば、バンダイから発売されている「Canバッチgood!」という商品を使っても良いだろう。
この商品を使えば、好きな写真を使って直径約3cmの缶バッジを作ることができる。操作性や耐久力は本格的な道具とは比べるべくもないが、安価に簡単に缶バッジを作りたいというのであれば必要十分な商品だろう。
材料は1個当たりのコストが70円弱なので、仲間内で使うものであれば安く作ることができる。サークルの記念品としてメンバーに配ったり、自分の好きなものを写真に撮って作っても良いだろう。
発想ひとつでいろいろと楽しめそうだ。