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懐かしくて新しい、万年筆のようなシャープペンシル「ぺんてる KERRY(ケリー)」

 文房具でも書籍でもロングセラー商品と呼ばれるものがあるが、自分が子どもの頃に発売された商品が今でも手に入るというのは無条件で嬉しい。嬉しいだけではなく、なかには懐かしい思い出を伴うモノもある。

 キャップ式のシャープペンシル「KERRY」

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 ぺんてるが発売しているぺんてる シャープペン 万年 ケリー P1035AD ブラックも、発売開始が1971年という昔懐かしいロングセラー商品だ。

 1971年と言えば大阪万博が開催された翌年で、昭和の高度経済成長期真っ只中。 シャープペンシルなのにキャップがついているというフォルムは、当時と変わらぬ特別感を醸し出している。

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 大きさはキャップを閉めた状態で全長12.5mmとコンパクトで、ペンケースに入れてもシャツのポケットに挿しても邪魔にならないサイズだ。キャップを外して後部に取り付けると程良い長さとなり、持ったときの感触もしっくりとくる。 材質はほぼ金属なので、程良い重量感もあってスラスラと書くことができる。

 ほど良い重さと持ちやすいバランスの良さなど、シャープペンシルとして30年以上も使われ続けているだけの理由がある。質実剛健な雰囲気がありながらも、扱いやすくて書きやすいというのはロングセラー商品ならではだろうと思う。 

ぺんてる シャープペン 万年 ケリー P1035AD ブラック

ぺんてる シャープペン 万年 ケリー P1035AD ブラック

 

昔は筆箱の中の宝物だった

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 ケリーが発売された当時は小学校の高学年だったが、当時の小学生はシャープペンシルを使うことがなかったの高嶺の花だった。実家が文房具店ということもあって「カッコイイな〜」とは思いながらも、自分で使う道具ではなかった。

 それから中学に進み高校に進み、ようやくシャープペンシルを使うようになって真っ先に買ったのがケリーだ。当時はお小遣いでなんとか買えるという価格だったと思うが、手にした時のワクワク感は今でも思いだす。万年筆のようなシャープペンシルということで、少し大人になったような気がしたものだ。

 それから30年近く経って再び使い始めたが、当時のことを懐かしく思い出しながらも、同じくワクワクしながらノックしている自分がいる。文房具好きになったのは実家が文房具店だったという影響が大きいが、こういった「ワクワクする商品」に出会えるというのも文房具好きにとってはたまらない瞬間だ。