商品を選ぶときに、機能もさることながらデザインや色合いで選ぶことがある。デザインには商品価値を上げる力があると思うが、商品のネーミングやキャッチコピーにも同じように人を引き寄せる効果がある。
整理するのが楽しくなりそうなノート
一見するとクラフト地のスケッチブックのような雰囲気なのが、デザイン文具の総合メーカーミドリが発売している「 スパイラルリングノート
表紙を開くとクラフト紙の窓付き封筒が綴じられている。12枚の封筒にはフラップが付いていて、逆さまにしても中身が出ない工夫が施されている。中身が見えるように取り付けられた窓も、グラシン紙なのでクラフト紙との相性もぴったりだ。
http://www.midori-store.net/SHOP/15086006.html#
このノートの正式名称は「スパイラルリングノート」だが、帯に書かれている「草原ミツバチノート」というネーミングに目を引かれてしまう。表紙にもミツバチの刻印が押されていて、そのさりげなさもとても良い。
http://www.midori-store.net/SHOP/15086006.html#
このノートは集めた切手や小さなメモ、旅行先でのちょっとした入場券などを入れておくのに良いサイズだなと思う。そういった商品特徴を、「草原を飛ぶミツバチのように集めてくる」 というイメージの「草原ミツバチノート」と名付けたのが素晴らしいなと思う。
商品の使い道をあれこれと工夫するのも楽しいが、商品によって新たなことを始めるというのも楽しいなと思う。
シリーズのネーミングがまた楽しい
このスパイラルリングノートはシリーズ化されていて、旅のチケットなどを貼っておく「砂漠ラクダノート」や、カフェなどで広げてアイデアを書き出す「北国シロクマノート」などがある。どれもイメージしやすくて思わず使ってみたくなるようなネーミングだなと思う。
言葉というのは、デザイン同様に人を引き付けるためには大切なものなんだなということを感じた。