学校では黒板だったのものが、会社ではホワイトボードが使われている。黒板よりも扱いやすくて空気も汚れないが、黒板に黒板の味があって良い。レストランのメニュー板などにも使われているというのは、そう言った雰囲気を楽しめるからだろう。
気軽に黒板の雰囲気を楽しむ文房具
黒板の雰囲気を手軽に楽しめる文房具が、日本理化学工業の発売している「テープ黒板」という商品だ。白いパッケージがチョークを想像させるとともに、清潔感とプレミアム感を醸し出している。
パッケージの中には緑色のテープとチョークが入っているが、テープの表面は黒板のようになっていてチョークで書くことができるようになっている。書き心地も黒板そのもので、カリカリとした感じが良い。
テープの色は黒と緑の2種類があり、テープ幅は18mm、30mm、50mmの3種類が用意されている。それぞれの商品にはチョークホルダーが付属していて、お試しチョークも付いているのですぐに書いて楽しむことができるようになっている。
プレゼント商品に貼って書いても良いだろうし、幅の広いテープをメモ代わりにしても良いだろう。アイデアひとつでいろいろな楽しみ方が見つけられそうなテープ黒板は、ちょっとレトロな雰囲気も兼ね備えている素敵な商品だ。
作っている会社も素晴らしい
テープ黒板は書き手の真心が伝わる素敵な商品だが、製造・販売を行っている日本理化学工業も素敵な会社として有名だ。それは、ベストセラーになっている「日本でいちばん大切にしたい会社」でも紹介されているとおり、50年前から積極的に障がい者雇用を行っている会社だからだ。
全社員81名中70%以上の60名が知的障がい者というこの会社は、チョークの国内シェアが30%超という優良企業であり、重度障がい者でも企業の戦力になるということを実力で示してくれている会社だ。
障がい者法定雇用率2.0%を達成している企業が対象企業の半数にも満たない中で、企業の戦力として重度障がい者を含めた雇用の場を創出していること自体がすごい。そういう企業だからこそ、温かみのある優しい雰囲気の商品を作ることができるのだろうと思う。
同社では粉の出ないダストレスチョークの開発も行なっており、環境に優しくオフィスやレストランでも使いやすいような配慮も行っている。働く人に優しい企業だからこそ、使う人にも優しくできるのだろう。こういう会社こそいつまでも続いて欲しい会社だ。