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おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

長谷川刃物株式会社の「ユニバーサルな刃物系文房具」3種類がどれも使いやすい!

 先日、カスタネットのようなハサミをご紹介させていただいたが、製作元が同様の発想で爪切りと自在カッターを製作している。どれもユニバーサルデザイン商品だが、実際に使ってみたら非常に使いやすくて便利な道具だった。

岐阜県関市発のユニバーサル商品

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 テーブルの上に並んでいるのは、岐阜県関市の長谷川刃物株式会社が発売しているユニバーサルデザイン商品。どの商品も軽い力で使えるようになっていて、子どもや高齢者、手に力が入りにくい障害がある方など、様々な方が使えるよう配慮されている。

 私が以前「カスタネットのようなハサミ」をブロクで紹介したところ、使ってみたいという声が職場の中でも上がり3種類を揃えてみた。シリーズ物がこうやって並ぶと、文房具好きとしてはそれだけでワクワクしてしまう。

カスタネットのようなハサミ

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 持ち手が丸くてコロンとしているのが、カスタネットのような持ち手の「Casta(カスタ)」というハサミ。刃の部分には着脱式の半透明カバーが装着されているが、カバーを取り付けたままでも使うことができる。子どもに使わせるのに安心な構造だ。

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http://www.harac.jp/product/casta.html

 切れ味は想像以上に良くて、軽い力でサクサクと切ることができる。また、持ち手がお皿状になっているので、テーブルの上に置いたままでも使うことができる。

 何よりも切るときに持ち手がぶつかって、「カチカチ」とカスタネットのような音がするのが楽しい。小さなお子さんなら、これだけでも喜んで使ってくれるだろう。

長谷川刃物 HARAC カバー付きはさみ Casta D-CASTA-BU ブルー

長谷川刃物 HARAC カバー付きはさみ Casta D-CASTA-BU ブルー

 
置いたままでも使える爪切り

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 こちらは持ち手の形状がユニークな「Nail+ (ネイルプラス) 」という爪切り。小さなミドリガメを思い起こさせるコロンとした形状が可愛い。

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http://www.harac.jp/product/nailp.html

 こちらも軽い力で使うことのできる商品だが、テーブルや床に置いたままでも使うことができるというのが一つの特徴だ。手に力が入りにくい人にとっては便利な機能だろう。グリップ部分に取り付けられた大きな爪ヤスリも、面積が大きくてとても使いやすい。

nail clipper (ネイルクリッパー) Nail+ (ネイルプラス) Green (グリーン)

nail clipper (ネイルクリッパー) Nail+ (ネイルプラス) Green (グリーン)

 
マウスのような自在カッター

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 今回揃った3商品の中で、私が一番面白くて使いやすいなと感じたのが「マウス型カッター Line(ライン)」という商品。その名のとおり、マウスの形をしたカッターナイフだ。

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 新聞や雑誌の切り抜きに適していて、軽い力でスイスイと切ることができる。何よりも先端に取り付けられたセラミックの刃が良い。切れ味が良いだけではなく刃自体がクルクルと回るのでカッターの方向を変える必要がなく、曲線も自由自在に切ることができる。

 刃先が見えにくいので、引いてある線の上をまっすぐ切るというような作業には向かないが、自由に曲線を描くのにはストレスなく使うことができる。新聞や雑誌の切り抜きに使うというよりは、色画用紙などを自由に切り抜いて工作をするという用途の方が効果を発揮するのではないかと思う。

長谷川刃物 HARAC マウス型カッター Line D-LINE-G グリーン

長谷川刃物 HARAC マウス型カッター Line D-LINE-G グリーン

 

ユニバーサルデザイン商品を作ることの意味

 今回ご紹介した商品は、岐阜県関市の長谷川刃物株式会社が製造・販売を行っている。同社は 1933年創業のハサミメーカーで、社員数30名という小さなメーカーだ。その小さなメーカーがユニバーサルデザイン商品を開発し、製造・販売を行っているということはとても意味深いと思う。

1人でも多くのお客様にハサミを使っていただきたいという想いと、ハサミのさらなる可能性を模索するために、2001年頃よりUD(ユニバーサルデザイン)を商品に取り入れることを検討しはじめました。
http://www.harac.jp/product/line.html 

 ハサミという道具はどの家庭にも職場にも必ず備えてある必需品だが、それだけに他者商品との差別化を図るのは簡単なことではない。大きな文具メーカーでは、例えばディズニーと連携した特別バージョンの道具を発売するというような手法がとれるが、中小規模のメーカーではそれも難しいだろう。

 そういった中で「誰もが使いやすいユニバーサルデザイン商品」は、メーカーの規模に関わらず取り組むことが可能だ。また、小さなメーカーだからこそ迅速かつ大胆に商品開発を行うことができるので、大ヒットを狙うというよりも少数でも良いので「本当に必要としている人」向けの商品を作りやすいのだと思う。

 実際に今回ご紹介した商品を、手に力が入らないという障害のある知人に使ってもらったが、爪切りなどは本当に助かるなと喜んでいた。

 世の中的にもユニバーサルデザインやアクセシビリティ、バリアフリーと言った言葉が一般的になってきており、そこ共通しているものは「相手に対する心づかいと思いやり」なのだと思う。

 ユニバーサルデザイン商品を作るということは、使う人の身になって商品を考えるとうこと。その姿勢が商品にそのまま反映されるので、心を込めて作られたユニバーサルデザイン商品は使う人の心を打つのではないだろうか。

 こういった商品を企画・開発することのできるメーカーが、色々な意味で注目されて売り上げを伸ばすことこそが、住み良い世の中を作っていくことにつながるのだと思う。