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今年もまた「除草ヤギ」を見かけて夏の訪れを感じる

 昔からヤギが好きだ。今でも動物園に行くと、ヤギの前でジーっと立ち止まって見入ってしまう。とぼけた表情ものんびりと草を食む表情も好きで、叶うことならヤギを飼ってみたいというのが退職後の人生設計の一つだ。

 そんなヤギ好きの私の楽しみが、夏になると始まる「除草ヤギ」に出会うこと。今年も暑くなってきて、近所に除草ヤギがやって来る季節になった。

鉄道沿線の除草やぎ

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 私が住む鉄道の沿線には、何箇所か「除草ヤギ」が放たれている場所がある。線路沿いの急峻な場所であったり遊歩道脇の土手であったりと場所は様々だが、草が伸びて来る季節になると毎年ヤギが登場する。

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 先日も買い物がてらに京王相模原線の若葉台 駅に出向いたが、大型書店や家電量販店に続く遊歩道脇の斜面でヤギがのんびりと草を食んでいた。暑くなってきて雑草も伸びる季節になったので、今年もまた除草ヤギが投入されたようだ。

 ヤギによる除草を行っているのは、多摩ニュータウンの商業施設やレジャー施設などの管理運営等を行ってる新都市センター開発株式会社。ヤギを使っての除草は数年前から行っており、沿線の数カ所でヤギによる除草を行っているようだ。

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 鳴き声の問題などもあるようだが、人工物が立ち並ぶ中でのんびりと草を食んでいるヤギを見るというのは、気分が和んでなかなか良いものだなと思う。 

除草ヤギとは

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 一般に「除草ヤギ」と呼ばれているヤギは、その名のとおり草地を除草するために放たれるヤギのことだ。

 夏になると空き地や線路脇の土手など、人が立ち入らない場所の雑草が伸び放題になってくる。電動草刈機を使ったとしてもかなりの労力で、公共施設などでは除草作業の費用と労力がかなりかかるらしい。

 そこで登場するのが「除草ヤギ」だが、夏の期間中ずっとヤギがいるわけではなく、天候や草の伸び具合などによってヤギを放しているらしい。木陰には板で囲った簡易なヤギ小屋があり、暑い中をのんびりと草を食んでいる様子を見ることができるのがのどかだ。

 ヤギを使った除草は「エコ除草」とも呼ばれていて、動力を使わず除草剤も使わないので環境にはとても優しい。かなり広い範囲の雑草を食べてくれるうえに、牛と違ってより多種類の雑草を食べるのが特長だ。また、急な斜面でも楽々と動き回り世話がほとんどいらないというのが利点でもある。

 ヤギをレンタルする牧場もあって、個人でもレンタルすることができるようだ。しかし、世話がほとんどいらないとはいえ相手は生き物。きちんとした「飼う」という意識がないと、逆にたいへんな手間になってしまうかもしれない。広い敷地を除草するのに、手段の一つとして考えるということなのだろうと思う。

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