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家庭でも職場でも楽しめる、発想を豊かにするためのアイテム「ストーリーキューブス」

 会社で新商品の打ち合わせやアイデア出しなどをしていると、必ずどこかでアイデアに行き詰まる。いわゆる「煮詰まる」という状態だ。独創的なアイデアや発想というのはそうそう出るものではなく、それでもウンウンと唸りながら無い知恵をしぼるのは苦しい作業だ。

 そんな時に、気分転換を兼ねて短い時間で楽しめるゲームがある。元々、親子や家族で楽しむために作られたアイテムだが、最近ではビジネスシーンでも活用されるようになってきたようだ。

サイコロを振って物語を作るアイテム

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 アイコンが書かれたサイコロを使い、自由な発想で物語を作っていくのが「ローリーズ・ストーリー・キューブス」というアイテム。北アイルランドの会社で製造・販売されているこの商品は、シンプルながら大人も子どもも楽しめるアイテムだ。

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 紙のケースはしっかりとした作りで、蓋の部分には磁石が入っているためカチッと閉まるようになっている。中には9個のサイコロが入っていて、これを振って上の面になった絵を元にして物語を作っていくというゲームだ。使う順番は自分で決めて良い。

 ルールは「むかし、むかし」から始めるということだけ。あとは自由な発想で自由に物語を作っていく。サイコロに書かれている絵の解釈も自由で、例えば「電球」のマークを「電球」「ひらめき」「明るい」などいろいろな呼び方で使うことができる。

 創造力を引き出したり思考を柔らかくするためのゲームなので、じっくり考えて物語を作るというよりも出来るだけ早く作る方が良いようだ。最初はなかなか難しいが、何回もやって慣れてくると案外すらっと物語が作れるようになってくるのが楽しい。

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 コツのひとつに、サイコロを3個ずつ並べて考えるという方法がある。最初の3個で物語時の序盤を、次の3個で転機を、そして最後の3個で結末を作るという方法だ。これだと少しは作りやすくなる。

 人の脳は物事をつなぎ合わせる作業が得意で、過去の経験や知識を自然と引き出して活動するようだ。このキューブを使うことによって脳の動きが活発となり、柔軟な発想が生まれてくるという。

 実際に試しに高校生のむすことやってみたら、案外硬い話を作るんだなと思った。私の方が現実離れした話になってしまったが、それもむすこが幼い頃から絵本の読み聞かせをやっていたからかなとも思う。

 親子でも家族でも、会社の仲間とでも楽しめる面白いアイテムだと思う。 

ローリーズ・ストーリー・キューブス (日本仕様)

ローリーズ・ストーリー・キューブス (日本仕様)

 

一人で使って気分転換もできる

 私が「ローリーズ・ストーリー・キューブス」のことを知ったのは、他者とのコラボ商品検討会に出席した若手社員からだった。ブレーンストーミングでいろいろな意見出しをしたそうだが、打ち合わせが煮詰まってきたときにリーダーがストーリー・キューブスをおもむろに取り出して始めたそうだ。

 最初は本題とは全く違う展開に戸惑ったそうだが、全員で物語を作り始めてからは疲れた気分もなくなって、頭の中がリフレッシュしたと嬉しそうに話してくれた。そういうサプライズ的な効果も、このアイテムにはあるのかもしれない。

 私もむすこと一緒に楽しんでみたが、最近ではもっぱら頭を休めるときに使うようにしている。大勢で楽しむのも良いが、一人でキューブを転がして物語を作るという作業は意外に楽しい。

 特に新企画の検討や原稿書きなどをしているときなどには、煮詰まった脳をリフレッシュする効果があると思う。なかなか奥の深いアイテムだ。