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スマホで月のクレーターが撮影できる!エレコム「スマホ用天体望遠鏡」

 子どもの頃には、満天の星空を見ることができる九州の地方都市で育った。しかし、その頃はそれが当たり前の世界だったので、満天の星空を見たくなったのは働くために上京してからだった。東京の空は光害で星空が見えなかったので、なおさらだったのかもしれない。

 天体望遠鏡を通して初めて星を間近に見たのは、子どもが生まれてしばらく経ってからだ。土星の輪や木星の模様に感動したが、月のクレーターをはっきり見た時にはさらに感動した。アメリカのアポロ計画全盛の頃に少年期を過ごした私には、あそこに人類が降り立ったんだなというワクワク感を覚えたからだろう。

スマホを取り付ける天体望遠鏡

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 PC関連商品を数多く発売しているエレコムが、4月4日に「スマートフォン用望遠鏡 」を発売した。三脚に取り付けてスマホをセットすることで、月のクレーターをはっきりと見ることができるというものだ。

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 レンズは日本製の光学約35倍ものを使用しているが、本体は紙でできているというのが意外だった。紙でできているのではさみと定規を使って本体を組みたてて、自前の三脚に取り付けて使用する。接眼部分にスマホを取り付ける場所があるので、レンズの位置を調整しながら乗せることで月のクレーターなどを撮影することができる。

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 4~6インチのスマホに対応しており、スマホのデジタルズームと組み合わせれば最大140倍まで拡大できるため、月面のクレーターもはっきり見られるらしい。スマホの液晶画面を見ることで天体観測ができるため、家族や友達などと複数で見ることもできるだろう。

 実勢価格がAmazonで12,000円弱というのは、本体が紙製だということを考えるとちょっと高いかなという印象を持ってしまう。同じくらいの値段で三脚付きの簡易な天体望遠鏡が買えるので、「スマホを使ってSNSなどに投稿したい」という人向けなのかもしれない。

 あるいは、天体望遠鏡はしっかりとしたものを持っているが、簡単に撮影してシェアしたいという方には購入を検討するのに十分値する商品だろうと思う。さらに、流星群などを動画で撮影するのにも、手軽で良い商品ではないだろうか。

ELECOM スマートフォン用望遠鏡 組み立て式 4~6インチスマートフォン対応  EDG-TLS001

ELECOM スマートフォン用望遠鏡 組み立て式 4~6インチスマートフォン対応 EDG-TLS001

 

天体望遠鏡で月のクレーターを撮影してみる

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 上の写真は2012年の月食を撮影した写真だが、入門用の天体望遠鏡の接眼レンズにコンパクトデジカメを押し付けて撮影したものだ。地球の影が月面を覆っていく様子がお分かりいただけるだろうか。

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 我が家の天体望遠鏡は「MIZAR-TEC 天体望遠鏡TL-750」というもので、現在の価格は15,000円ほど。初心者が月のクレーターを見たり木星の模様を見たりというように、太陽系の惑星を見るのであれば必要十分な性能だと思う。

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 このタイプの天体望遠鏡は接眼レンズを取り外せないので、写真のようなデジカメ用アダプターを使って撮影しければならない。しかし、アダプター自体がすでに販売終了となっているので、中古商品を探さなければならないようだ。

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 少し分かりにくいが、上から覗く接眼部にデジカメを押し付けて撮影するコリメート法という方法で撮影する。最近は天体望遠鏡自体も少しずつ安くなっているので、接眼部を外して一眼デジカメを取り付けて撮影できる機種を選ぶ方が良いのかもしれない。

 月は地球から最も近い星だが、それだけに月面のクレーターを見るとワクワクしてしまう。遠い星を観測するのにはそれなりの機材と技術が必要となるが、月面であれば高倍率の望遠レンズを使えばクレーターも捉えることができる。

 月の綺麗な晩には、また天体望遠鏡を引っ張り出してクレーターを覗いてみたいと思う。