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「富士川クラフトパーク」山梨の大規模な公園で『和紙の世界』に浸る

 文房具を好きな方の中には、ノート類など紙製品が好きな方も多い。さらに、紙製品の中でも「和紙」の持つ温もりが好きで、和紙製品をいろいろと買い揃える方も多い。私も和紙の風合いや肌ざわりが好きで、和紙製品を見ると思わず手に取ってしまう。

 和紙の里は全国にいくつもあるが、首都圏から程近い場所で言えば山梨県身延町の西島もそのひとつだろう。西島は古くから習字用の半紙などを漉いてきた土地だが、町内にある広大な公園の中には和紙漉きを体験出来る施設があり、和紙の世界にどっぷりと浸ることができる。

富士川クラフトパーク内の和紙工房

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 JR甲府駅から車で1時間ほどの場所にあるのが、広大な敷地を誇る「山梨県富士川クラフトパーク」という大規模公園だ。東京ドーム11個分という広大な敷地の中には、カヌー場や遊具広場、バーベキュー場や巨大迷路などが作られており、一日中楽しむことができる施設だ。

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 その一角には道の駅みのぶ 富士川観光センターが入っており、情報発信館やレストラン、お土産やさんなどが軒を連ねている。レストランを中心にして半円状に並んだこれらの施設は、車椅子も通れるスロープを備えておりバリアフリーにも配慮された施設だ。

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 その一角にあるのが「西島和紙工房」という設備で、身延町の伝統文化である西島和紙の技術を学ぶことができるようになっている。

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 ここでは、手漉き和紙のハガキを自分で作るという体験ができるが、5枚で500円というのはかなり手頃な値段だろう。道具も素材も全て揃っているので、気軽に体験することができるのも魅力だ。

 和紙は千年以上も前から作られているが、繊維を集めて一枚の紙にするのは思った以上に手間がかかり、思った以上に技術が必要な作業だ。そういった日本古来からの伝統文化を体験することで、消耗品として扱われている紙に対する認識も改まるのではないかと思う。

 甲府駅から車で一時間という距離だが、ドライブがてらに立ち寄るには良い場所ではないだろうか。

■富士川クラフトパーク

 住所:山梨県南巨摩郡身延町下山1597番地
休館日:毎週水曜日(バーベキュー場は木曜日も休み)

 和紙製品ショップも楽しい

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 和紙体験工房にはショップの併設されていて、西島和紙工房で作られた商品がセンス良く並べられている。それほど広いショップスペースではないが、ひとつひとつの商品に工夫が凝らされているので見ていて飽きない。

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 一枚数百円の商品から数千円の商品までいろいろ揃っているが、透かしが入っていたり草木染めがなされていたりと、商品の質はかなり高いと思う。また、ランチョンマットやカード入れなど、和紙商品の中でも耐久性のある商品が多数あることや、デザイナーと連携してアートを感じさせる商品があることも特徴的だと思う。

 和紙好きの方であれば身延町内には他にも体験施設や工房があるので、そちらと組み合わせれば一日楽しめるのではないだろうか。近くに温泉もあるので、日帰りでも宿泊でも楽しめる地域だと思う。

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