文房具類の中で好みが分かれるもののがいくつかあるが、ペンケースもその一つだろう。材質で言えば革製のものなのかそうでないものなのか、形でいえばクルクル巻くタイプなのか袋状のものなのかなどさまざまだ。
私は材質にはこだわらないし、形状もとくにこだわっていない。気にすることといえば、ビジネスバッグに入れた時にかさばらないかどうかという点だろう。さらに最近では、デスクの上でそのまま自立して使えるものにも注目している。
クラウドファンディングから生まれたペンケース
現在メインで使っているのが、クラウドファンディングから生まれた「スタンドアップ・ペンケース」という商品。一昨年立ち上がった文具メーカーgrainが企画し、クラウドファンディングを利用して生産を行ったという商品だ。
このペンケースはたたむとペタンとした形状になるので、ビジネスバッグに入れてもかさばらず重宝している。また、立てた状態にすると前面にスマホを置く場所があるので、デスク上での充電時などに活用している。さらに、腰のベルトに挟むこともできるので、立ち仕事をしながら文房具を使う人にも便利だろう。
ビジネスシーンでもプライベートシーンでも重宝する一品だ。
自立するペンケースの代表格といえばこの商品
自立するペンケースの代表格といえば、コクヨの「ネオクリッツ」。文具店を覗いても必ずと言って良いほど置いてある商品だし、私の周辺でも使っている人が何人もいる。それだけ一般的な商品になってきたのだろう。
一見すると学生時代に使っていたペンケースのようなフォルムだが、ファスナーを広げるとデスクの上で自立する。ペンを取り出すのが楽なので、これが意外と便利だ。
スタンダードモデルの他にミニサイズのものやフラット形状のものも発売されているので、普段使っているバッグの形状に合わせて買うのも良いだろう。
ちょっとおしゃれなリヒトラブのペンケース
独自のブランドを展開するリヒトラブも 、スマートフィットシリーズで「ペンケース スマートフィット」を発売している。色は5色から選ぶことができるので、用途や好みに合わせて選ぶことができる。
この商品は形状がフラットなので、ノートと一緒に持ちはこんでもかさばらず、ビジネスバッグの中でも収まりが良い。持ち運びしやすいというのはペンケース選びで重要なポイントだ。
使う時にクルっと回してスナップボタンを止めると、底辺が三角になって自立しペンケースとして使用することができる。フラットな形状のペンケースが好きな方には、持ち運びのしやすさを含めて魅力的な商品なのではないだろうか。
リヒトラブ ペンケース スマートフィット A7585-4 オレンジ
- 出版社/メーカー: LIHIT LAB.
- メディア: オフィス用品
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利用シーンの変化が商品を変化させる
自立式のペンケースが増えてきた背景には、モバイルワークやノマドといった新しい働き方が増えてきたことも影響しているのだろう。また、従来のように事務処理や打合せは会社の中で行うというスタイルから、フリーアドレスのデスクを採用したりカフェなどで打合せをしたりすることが一般的になってきているのかもしれない。
「文房具の進化で世の中の進化が分かる」というのは、文房具好きとして決して言い過ぎではないと思うのだがいかがだろうか。
今回の記事は、いつも拝見させていただいている文房具ライター・フミヒロさんの記事に触発されて書かせていただきました。文房具好きとしては、朝の連ドラのように毎日楽しみにしているサイトです。