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中高生の手書きの絵がノートの表紙になった!「キャンパスアートアワード」

 エコの観点から紙資源の節約が呼びかけられていたり、デジタルデバイスが進化してきても、手帳やノートが無くならない。逆に、そういったことが影響してか、手帳やノートは「こだわりの商品」が好まれているような気がする。

 自分好みの手帳やノートを持つことは文房具好きにとっては一つの楽しみだし、実用一辺倒ではなく「持っていて楽しい」という部分も見逃せない要素だ。 

手書きの絵が表紙となった限定ノート 

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  コクヨと読売新聞との共同で開催されたのが、中高生の絵をキャンパスノートの表紙にするという「キャンパス アート アワード」 。「My Sweet Home Town~地元のイチオシ」をテーマに大勢の中高生が応募し、1004もの素敵な作品が数多く寄せられた。

 そのなかからグランプリに選ばれたのが、茨城県取手市立永山中学校3年生の鈴木陽菜さんが描いた「ネモフィラの青 」という作品。ブルーを基調とした風景画は見ているだけで心がなごむような、その場にいきたくなるような魅力的な作品だ。

 ネモフィラは国営ひたち海浜公園に咲き乱れるアメリカ原産の花で、瑠璃唐草(るりからくさ)という美しい名前の和名を持つ美しい花だ。私は絵心がないだけに、こういった絵を描くことが出来ること自体に素直に感動してしまう。

 グランプリ作品は数量限定でキャンパスノートとして発売されたが、初回分はすでに売りきれとなっていて人気のほどが伺える。また、このノートは売り上げの一部が地域貢献活動に寄付されることになっており、コンテストの趣旨としてもすばらしいなと思う。
 1月下旬には再販されるようなので、私もぜひ購入して使ってみたいと思う。

個人的にはこの絵も良いと思う

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http://39campus.jp/artaward.html

 グランプリや各賞の他に私が良いなと思ったのが、中部地区の地区優秀賞として選ばれた山﨑千愛さんの「わさび」という作品。安曇野の風景を感じさせる清々しい絵のタッチと、白紙部分を大胆に取った構図が素敵だなと感じた。

 私も数年前の夏に安曇野を訪れて自転車で散策を楽しんだが、抜けるような青空と真っ白な雲、きれいな水の流れる小川などとても素敵な風景が広がっていた。

 この作品は「わさび」を描いているだけだが、見ているうちに安曇野の風景が頭の中に広がってくるから不思議だ。それだけ素晴らしい作品だということだろうと思う。

ノートの使い方は人それぞれ

 キャンパスノートといえば、誰しも一度は使ったことがあるであろうロングセラー商品だ。学生の頃には「大学ノート」と十把一絡げで読んでいたが、日付をいれる部分がある以外は横罫線のみの大学ノートの代表格はやはりキャンパスノートだろう。

 ちなみに「大学ノート」という種類のノートが最初からあったわけではなく、明治17年に東京大学前の松屋という文房具屋が当時としては珍しい洋紙で作られたノートを発売したのが始まりだ。

 価格的に高価で庶民は気軽に買うことが出来ず、帝大生ぐらい頭が良くないとかって使えないということから「大学ノート」と呼ばれるようになったとか。文房具に関する豆知識のひとつだ。

 現在では「万年筆で書きやすいノート」だとか「広げたときに真っ平らになるノート」だとか、こだわりのノートが数多く発売されている。用途や自分の好みに合わせて選んでいくのも楽しいし、自宅用と職場用とで変えてみるのも楽しい。

 ただし、気軽に使えて価格的にも安価なノートだけに、使わないノートが山ほどあるということのないようにしたい。