以前は社内打ち合わせ用のノートや外出時の手帳など、行動シーンに合わせて手帳類を持ち歩いていた。しかし、 外出時のメモを社内会議で使ったり、逆に社内会議のメモを外出先で使うということが頻繁に出てきたので、外出用も社内用も同じノートを持ち歩くようになった。それはそれで便利だったのが、思いついたことをメモするには付箋紙が便利なので、メモ帳と付箋紙を持ち歩くスタイルが最近では定着している。
付箋紙もいろいろなものを使っているが、最近「手帳のように持ち歩ける付箋紙」を使ってみたら、これが案外便利で重宝している。
手帳のような付箋紙
最近入手したのが、3Mジャパンが発売している「ポスト・イット 強粘着モバイルメモ 無地」という商品。見た目は小さなメモ帳のようになっているが、カバーを開くと細長い付箋紙と大きめの付箋紙とがセットになっている商品だ。
付箋紙というと、しおり代わりに使ったり貼ってからメモを書くという使い方が一般的だが、モバイルメモであればそのまま書いてカバーの裏に貼り付けておくということができる。
これが案外便利で、移動中に思いついたことや打ち合わせ中に気になったことなどをさっとメモしておき、それを後から手帳に整理するという方法が可能だ。一人ブレインストーミングのような使い方なので、思いつきの断片を整理できるという効果もある。
http://www.mmm.co.jp/office/post_it/list46/ssm_m.html
大きさはMとLの2種類があるが、手帳代わりに使うならMサイズがちょうど良いだろう。また、今回ご紹介したセットの他に、罫線タイプや方眼罫もあるので、自分の用途やスタイルに合わせて選んでみても良いだろう。
付箋紙の使い方として「考え方をまとめる」というのは、ある意味では一歩進んだ使い方だろう。そのためのアイテムとして、とても便利な商品だと思う。
細長い手帳との相性が良い
私が普段使っているのはプラスの「カ.クリエ A4×1/3 方眼 5mm罫」という手帳だが、モバイルメモとの相性がとても良くて満足している。大きさやカバーの色合いも似ているので、セットで持ち歩いていても違和感がない。
「カ.クリエ A4×1/3」自体もA4版の3分の1サイズとコンパクトで使い易い手帳なのだが、メモを書いた付箋を並べて貼るのにもちょうど良い。思いついたことを書いた付箋紙を並べ、それを見ながらアイデアをまとめるという方法は情報を整理し易い。
なによりも「手軽に考えをまとめられる」という点が、付箋と手帳を組み合わせるメリットだなと思う。
粘着力に少々課題ありか
手帳のように持ち歩ける便利な付箋だが、強粘着の割にはそれほど粘着力が強いとは思えないというのが正直な感想だ。
これは私が買った商品単体の問題かもしれないが、モバイルメモを落としてしまった時に付箋自体が塊で外れてしまった。再度テープのりを使って付箋の塊を固定したが、あつかいには少し気をつけたほうが良いかもしれない。
それでも使い勝手の良さや使用用途の豊富さを考えるととても良いアイテムだし、アイデア次第で活用の幅が広がって重宝するアイテムだと思う。