そろそろ来年の手帳を何にしようかと悩み始める時期だが、卓上カレンダーや壁掛けカレンダーは年末になって買い求めるという人も多いのではないだろうか。私も会社で配られるカレンダーや雑誌の付録カレンダーなどを使っているが、手帳にもなるカレンダーを見つけてこれは便利だなと感じた。
ひとつで何役にもなる「ドコデモ カレンダー」
卓上カレンダーは職場では無くてはならない道具だが、「Dokodemo Diary_ドコデモ ダイアリー」は卓上カレンダーにも手帳やノートにもなるという便利な商品だ。
サイズはA5版で卓上カレンダーとしてはやや大きめなサイズで、書き込める部分が多いので普段使いに良さそうだ。さらに、一ヶ月ごとの月間カレンダーと年間カレンダー、さらには後ろ半分が方眼ノートになっている。
普段は卓上カレンダーとして机の上に置いたり、壁掛けカレンダーとしてデスクサイドなどに掛けておくことができる。さらに、出かける時 にはパタンと畳んでノートとして持参することも可能で、マジックテープでしっかりと留まるカバーを閉じるだけという手軽さだ。
価格は一冊1,250円だそうだが、10冊単位での注文販売のみとなっているので、職場や仲間で共同買いするしか入手方法は無いようだ。会社名などの名入れも行ってくれるようなので、場合によっては会社に交渉して社員用手帳として購入してもらうという方法があるかもしれない。
先日、ノベルティとして仲間がいただいた実物を見る機会があったが、使い心地がとても良さそうで思わず「欲しい!」と思ってしまった。書店などでオリジナル商品として発売するところがあれば、迷わずかってしまいそうな商品だと思う。
http://www.silkyact.jp/silkyact_docodemodiary_top01.html
作っているのは板橋の会社
この商品を製作・販売しているのは、東京板橋にある株式会社シルキー・アクトという会社だ。従業員数40名という小さな会社だが、オリジナルのクリアファイルやファンシーグッズなども製作・販売している会社で、なかなかユニークなオリジナル商品を販売している。
今回ご紹介した「ドコデモ カレンダー」だけではなく、メモをすることのできるクリアファイル「メモれるクリアファイル」や、絵柄が変わったり大きいサイズの紙が入った居留守「びっクリアファイル」など、文房具好きにはたまらない商品がそろっている。
基本的には企業などのノベルティ商品として製作・販売をおこなっているようだが、製作メーカーならではのオリジナル商品は、遊び心が入っていることを含めてすばらしいなと思う。
発想の転換が便利で面白い商品を生み出す
今回ご紹介した商品は、「卓上カレンダーは机の上に置いて使う」という固定観念を取り除いて、「外にも持ち出して使う」ということをプラスした商品だ。こういった発想の転換を行うことで新しい商品が生まれんるんだなと思うし、便利で面白い商品を誕生させるひとつの方法だ。
今回の商品のように、直感的に「欲しい!」と思わせる商品を生み出すには、こういった固定観念を打ち破って「意外性」を提供することが必要だろう。そのためには、常に新鮮な感覚と自由な発想を持ち続ける必要があるが、さてどうやればそういった感覚や発想を持つことができるかというと、それが一番難題なのかもしれない。
まずは、物事を考える時に、先入観や思い込み、固定観念を持たないことから始めてみたいと思う。