文房具好きだが、「これじゃないとだめ」というこだわりはあまりない。もちろんお気に入りのノートや手帳はあるものの、他にも良いモノがあれば使うし新商品は大好きだ。文房具好きの人の中には、案外こういうタイプの方は多いのではないだろうか。
しかし、ボールペンなどの筆記具になると少し話が違ってきて、書きやすいペンがあればひたすらそれを使い続けることが多々ある。きっと、若い頃から事務職や営業職だったので文字や数字を書くことが多く、また絵文字などが好きでパラパラッと下手なイラストを描くからかもしれない。
フォルムが美しい水性ゲルインキボールペン
ブログ「コロメガネのテチョウ」のヨシムラマリさんがご紹介されていたのが、「サクラクレパス 水性ボールペン ボールサインノック」という水性ゲルインキボールペン。今まで使ったことがなく、またノック式ボールペンを最近使っていなかったので興味津々。書き味云々よりもそのフォルムに魅入られてしまった。
仕事の帰り道にいつも立ち寄る文具店を覗いてみたものの、置いてあったのはセットものだけで単品が見あたらず、結局「えいや!」とスタンダードの5本セットを購入した。
形状はしずく型という独特のデザインで、つるんとした感じがとても良い。細身ながらとても持ちやすいのは、全体のバランスが良いからだろう。軽いのにしっかりと手のひらに収まり、書いていてペン先がぶれるということもない。
ブログ記事でもご紹介されていたとおり、ボディの樹脂にはさりげない模様が入っていて美しい。ノック部分のつくりといい、小さなクリップといい、他のボールペンにはないさりげないこだわりがあって素敵だ。
ボールペンというと机の上のペン立てにポンと刺してあるのが定番だが、このボールペンには大切に扱いたくなる愛らしさがある。セットの場合には入れ物がそのままペンケースとしても使えるようになっているので、しばらくはケースのまま持ち歩くことにしようと思う。
書き心地も滑らか
手帳やノートに絵文字を書くことが多いので、さっそくボールサインノックを使って描いてみた。うん、描きやすい。0.4mmのペン先からはストレスなくスーッとインクが出てきて、私のような下手イラストでもなんとなく上手に描けたような気になることができる。
手帳やカレンダーに予定を書き込む時に、ジャンルごとに色を変えて書いてみるのも良いかもしれない。また、ちょっとした絵文字やイラストであれば、アクセントとしての彩色にも便利だろう。
価格的には安価な部類のボールペンだが、満足度はとても高い商品だと思う。