キャンドルでも手漉き紙でも竹細工でも、「モノづくり」という言葉には強く惹かれるものがある。もともと何かを作るのが好きで、子どもの頃には愚にもつかないものをつくっったりしていたが、大人になっても何かを削ったり磨いたりするのは楽しい。
そんな「手づくり」「モノづくり」が好きな人には待ち遠しい秋のイベント情報が、8月に入って早々にホームページ上で告知されていた。
多摩川河川敷が会場「もみじ市2015」
昨年と同じく9月末の土日で行われるのが、多摩川河川敷で行われる「もみじ市2015」というイベント。毎年春と秋に大勢の人が集う「蚤の市」を企画する手紙社のイベントだが、今回もモノづくりが好きな人にはたまらないイベントになるのだろう。
”陶芸家、布作家、料理家、音楽家、農家、イラストレーター、エッセイスト、カフェなどさまざまな “ものづくりびと” が集い、青空の下 (希望)、2日間だけのマーケットを開く「大人の文化祭」。2006年の11月に第1回のもみじ市を開催して以来、秋はもみじ市、春は花市の名称で、年に2回開催してきましたが、2009年より年に1回、もみじ市のみの開催に。今回で、11回目の開催となります。”
毎年同じ場所で行われるイベントだが、毎回テーマが決められていて来場者を楽しませてくれる。今年のテーマは「紅白」。作り手と事務局とがタッグを組んで、紅白で互いに競い合うという内容のようだ。
”一年に一度開かれるものづくりの祭典、もみじ市をお祝いするテーマです。私たちがその魅力を伝えたいと願う117組の“ものづくりびと”が紅組と白組に分かれ、多摩川河川敷というひとつの場所で、それぞれがもみじ市だけの“全力”の表現に取り組みます。作り手と事務局スタッフがペアになり、テーマやディスプレイ、商品づくりなど、アイデアを出し合って作戦会議を行いながら、ご来場くださる皆さまをワクワクさせる表現にチャレンジします。”
もみじ市2015のサイトでは、すでに出展者の紹介が行われている。クリックして詳細を見ることのできる出展者はまだまだ少ないが、それでも紅白に分かれて並べられている商品の写真を見るだけでも楽しい。
今年もまた多摩川の河川敷で、会場に入っただけでワクワクできることを今から楽しみにしている。
□もみじ市2015 概要
日程 :9月26日(土)~27日(日)
時間 :10:30 ~ 16:30(26日)
10:00 ~ 16:00(27日)
会場 : 調布市多摩川河川敷
(京王線「京王多摩川駅」より徒歩5分)
*雨天時は東京オーヴァル京王閣にて開催
東京都調布市多摩川4-31-1
(京王線「京王多摩川駅」臨時改札口よりすぐ)
今年も夕方を狙ってトコトコと歩いて行ってみよう
昨年初めて訪れてみた「もみじ市」。 いつもはサッカーグランドになっている河川敷が、色とりどりのテントや展示品で賑やかに彩られていた。まるでそこだけ夢の国のサーカス団が現れたような、ワクワク感を与えてくれる雰囲気だった。
朝から大勢の人が訪れるもみじ市は、昨年は午後一番が最も混雑する時間帯だったようで、河川敷から駅までズラッと入場の行列ができていた。すぐに会場へ入れる状態ではなかったので、一旦他の用事を済ませてから終了1時間前に再訪してみたが、駅に向かう人は多いもののすんなりと会場に入ることができた。
会場が空いているぶん売り切れている品物も多く、会場には少しのんびりとしたような少し寂しいような雰囲気が漂っていた。個人的にはそんな祭りの後の静けさのような雰囲気も好きだが、そこは好みの分かれるところだろう。
今年も夕方を狙って、少し日が傾きかけた多摩川河川敷にトコトコといってみようと思う。