マスキングテープといえば様々な模様や絵柄の商品が販売されているが、ただ単に封筒などをとめるために使うだけではなく、工夫次第ではいろいろな用途があるようだ。
先日も記事にさせていただいた「東京国際ブックフェア」でも綺麗な扇子やしおりなどに活用されていたが、それ以外でも楽しい使い方がいろいろとあるようだ。
マスキングテープの活用法
はてなブログでもいろいろな方がマスキングテープを紹介されていて、文房具好きに限らず愛好されている方が多いんだなと感じた。その中には独特な使い方をされている方もいらっしゃって、見ているだけも楽しいし参考になる。
■スイッチカバー
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電気のスイッチにマスキングテープを貼って、一目で分かるようにしている。これだと小さいお子さんが居てもスイッチの用途がすぐ分かるだろうし、間違ってパチパチといろいろなスイッチを押してしまうというプチストレスが解消できそうだ。このブログには、他にもマスキングテープの活用法が載っていて見ているだけでも楽しい。
■アートを楽しむ
マスキングテープを使ってアート作品を作るというもの。マスキングテープはいろいろな絵柄のものが販売されているので、こうやってアートを楽しむのも良いんだなと思った。「男らしく使う」という考え方にも、なるほどなと感じた。
■8月の七夕で参考にしたい!
紙とマスキングテープを使って作る、七夕用のミニチュア笹。発想が楽しい。簡単に作れるのにとても雰囲気が出ていて、小さいお子さんがいらっしゃれば一緒に作って楽しめるだろう。8月の伝統的七夕の日(今年は8月20日)に作ってみても良いなと思う。
■オリジナルの扇子を作る
今年の出版エキスポで見かけたのが、「リンレイテープ株式会社」のブースにあった「マスキングテープを貼って作ったオリジナルの扇子」。企業の出展ブースで行っていたワークショップだが、手軽に作ることができて子ども達の夏休みの宿題にも良いなと思う。
マスキングテープとは
マスキングテープは元々車や家具などの塗装を行う際に使われている道具で、色を塗りたくない(汚したくない)部分に貼っていくものだ。広範囲を保護する場合には、ビニールや紙を使って端っこを留めていくことになる。
マスキングテープは、ポストイットなどで有名な3Mの社員が発明したもので、最初の商品発売が1925年だと言うから90年もの歴史がある。当時のマスキングテープは伸縮性がなかったが、後年になってクレープ紙を使った伸縮性のある商品も発売されるようになった。
日本では1938年に、日本粘着テープ工業(現在の寺岡製作所)が和紙を使ったマスキングテープの製造を開始した。和紙製のマスキングテープはその後世界中で使われるようになったが、手触りの良さも和紙の長所だと思う。
最近では作業用のマスキングテープと文房具としてのマスキングテープは明確に分かれていて、文房具用は多種多様な商品が発売されていて楽しい。企業のノベルティとして、オリジナルの商品も作られているようだ。
活用方法が広いだけに、ノベルティとしては喜ばれる商品のひとつだろうと思う。
使ってこそのマスキングテープだが
マスキングテープは価格も手ごろで種類も豊富なので、文房具店などで見かけるとついつい何個か買ってしまう。そのため、机の引き出しや台所の引き出し、戸棚の上などに、いつの間にかマスキングテープがコロコロと転がっているという事態になってしまう。
貼りやすくて剥がしやすいので、メモを貼っておくのにも便利。家中で使っているが、どうしても使いきれないのがまたマスキングテープでもある。
今回ご紹介した方法を活用して、私も少しはマスキングテープを使っていこうと思うが、そうなるとまた新しいものを買ってしまいそうで恐い。恐いといいながらも新商品を見つけることに楽しみを覚えてしまうので、家の中にマスキングテープがたくさん転がっている状態がまだまだ続きそうだ。