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おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

【夏休みの工作】空き缶バーナー用の「十字ゴトク」を作ってみる

 先日空き缶バーナーの作り方をご紹介させていただいたが、空き缶バーナーを使うためには物を乗せるための「ゴトク」が必要だ。今回は、空き缶バーナーの上に直接乗せて使う「十字ゴトク」の作り方をご紹介させていただきたい。

 材料はホームセンターなどで売っている厚さ0.8mmのアルミ板のみ。 百円玉何枚かで購入でき、カッターナイフと万能バサミを使って切るだけで作ることのできるお手軽工作だ。

設計図を書いて型紙を作る 

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  まずは空き缶バーナーの蓋を使って採寸を行なう。以前、サイズを測って作ってみたことがあるが、微妙にマッチしなかったので作った方が綺麗に出来るだろうなと考えての作業だ。

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 方眼紙に十字ゴトクの設計図を書いていく。アルミ版を切り出す時に楽に出来るように、 形はいたってシンプルに考えてみた。

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 鉛筆で書いた図をボールペンで仕上げ、型紙として用意した厚紙の上に固定し、コンパスの針で図の交点を刺していく。 こうすることで、厚紙に穴が空き設計図を写し取る事ができる。

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 厚紙に空いた穴をボールペンでつなげてセンを描き、これをカッターナイフで切り取ることで十字ゴトクの型紙が完成する。

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 切り取った型紙を組み立てて、実際に空き缶バーナーの上に置いてみた。なかなかカチッとした十字ゴトクの型紙ができあがったので、この型紙を使って今度はアルミ板を切り出す作業に入る。

アルミ板を切り出してゴトクをつくる

 厚紙で作った型紙を今度は厚さ0.8mmのアルミ板に写していく。アルミ板はホームセンターなどで購入可能な品物を使った。色々な厚さのアルミ板があるが、0.5mmだと出来上がった時にペラペラで頼りないものになるし、1mmを超えるとカッターナイフでの加工が難しくなってくる。

 もちろん、厚みが増せば増すほどしっかりとしたゴトクができあがるので、1mmのアルミ板を切ることのできる道具があればそれを使うにこしたことはない。

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 厚紙で作った型紙をアルミ板に乗せてクリップで固定し、中くらいの太さの油性ペンで型紙どおりに線を引いていく。この線の内側を切ることで、型紙通りの部品をつくることができる。

 今回考えたのは「出来るだけ身近にある道具で作る」ということ。部品を切り出すのもカッターナイフと万能ハサミ(金切りバサミ)を使ってみた。特殊な道具が必要だと、工作として気軽に作ることができないという、自分なりのこだわりだ。

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 直線部分は定規とカッターナイフを使い、根気よくアルミ板にキズをつけていく。傷の深さがアルミ板の厚さの半分くらいになったところで、写真のようにラジオペンチを使って折り曲げながら切っていく。

 切った部分はバリが出てギザギザになるので、必ずヤスリをかけて綺麗に仕上げておく。凸凹な部分は一旦カッターナイフでキズをつけ、その後にキズの上をなぞるように万能ハサミで切り、最後にラジオペンチで少しずつ折って切り取った。

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 とりあえずプロトタイプができあがったが、思った以上にカチッとした仕上がりだ。

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 切り取った時に出るアルミ板のゆがみも、真上から見ながら少しずつラジオペンチで矯正した。あとは上にケトルを置いてガタガタしないか、 熱でアルミ板にゆがみが出ないかの燃焼テストが必要だ。

実際に使ってみて微調整を施す

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  空き缶バーナーに十字ゴトクをセットし、0.6Lのケトルに水を入れて乗せてみた。思った以上に安定していて、ケトルは全くグラグラすることなく安定している。

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  お湯が沸くまで燃焼を続けてみても、ゴトクのアルミ板が歪むこともなく最後までしっかりと形状を保っていた。これなら使い続けても大丈夫だろう。ただし、まだプロトタイプなので若干ケトルが滑りやすいので、滑り止めを施す必要がある。

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 滑り止めといってもモノを置く部分に切れ込みを入れるだけで良いので、中心から1cm刻みでマークをつけ、滑り止めの刻みを入れていく。これでゴトクの上にケトルや鍋などを乗せても滑りにくくなる。 

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 万能ハサミで三角に切れ目を入れ、角の部分をヤスリで少しずつ削っていく。他の角の部分も怪我をしないよう、安全を考えて斜めに切り落とし、ヤスリでバリやギザギザになった部分をなくしたら滑り止め加工は完了だ。 

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 熱せられたゴトクはかなり暑くなっているので、ゴトクを外す時に使う穴も空けておいた。この穴に箸や棒を入れて持ち上げることで、安全に簡単に取り外すことができるようになる。

 ゴトクと空き缶バーナーとを合わせても、燃料を入れない状態で全体の重量はわずか25g。25gというと十円玉5枚強の重量なので、日帰りハイキングなどの時にはかなり軽くて重宝すると思う。

 なお、同じような商品がアウトドアショップでも販売されているので、ハンドメイドに自信がない方や時間がない方をそちらをお買い求めいただきたい。

空き缶バーナー製作の参考となるサイト

 空き缶バーナーの製作について先日記事にさせていただいたが、「どこのサイトを参照したのでしょうか」というお問い合わせをいただいた。実は、私は一緒にアウトドアを楽しんでいる仲間から教えてもらい、自分で工夫して作成したので参考としたサイトなどは特にない。

 それでもネットで検索してみたら、HONDAが運営しているサイトに「空き缶で作るアルコールバーナー」というものがあった。シンプルかつ必要最低限の情報が掲載されているので、こちらもぜひ参考にしていただきたい。

www.honda.co.jp