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小枝でお湯を沸かせる「ケリー ケトル」はアウトドア遊びでも災害時でも重宝する

 ここ一週間で震度5強の地震が発生したり、火山が噴火したりと自然災害の脅威を感じる出来事が多くなっている。東日本大震災の時にも感じたことだが、災害はいつやって来るのか分からないので日頃の備えが重要だと再認識している。

 キャンプなどのアウトドアで使える道具は災害時にも使用することができるが、お湯を沸かしたり調理をしたりする道具はガスやホワイトガソリンなどの燃料も用意しておく必要がある。しかし、燃料不要のストーブとケトルがあればいざという時にも便利に使えるのではないかと思う。

小枝や松ぼっくりが燃料のストーブ

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http://www.kellykettle.jp

 アウトドアなどで使うお湯を分かる器具をストーブと呼んだりバーナーと呼んだりするが、特別な燃料を使わない「ケリーケトル」というストーブがある。アイルランドで作られているストーブとケトルのセットで、 お湯を沸かすための燃料は手近な小枝や松ぼっくりなどを使用するストーブだ。

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 ケトル自体が中空構造となっており、ファイヤーベースに小枝などを入れて燃やすだけでケトルの中心を通った炎が効率的にケトル内の水を沸騰させる。しゃぶしゃぶの鍋を思い浮かべると分かりやすいかもしれない。

 1.3Lの水を約3分で沸騰する能力を備えているので、手軽に効率的にお湯を沸かすことができる。3年前に輸入販売が始まった商品だが、地道に売れ続けているようだ。

登山にはかさばるがベースキャンプに置いておくのは良いかも

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http://www.kellykettle.jp

 ケリーケトルの材質はアルミ製とステンレス製があり、容量も0.6Lから1.6Lまで数種類揃っている。 重量はアルミ製0.6Lの商品で600gなので、道具としては軽い方だ。しかし、中空構造となっているため大きさが他のケトルやストーブと比べて若干かさばるのが難点だ。

 それでも燃料が不要というのは捨てがたい利点なので、テント泊で何泊か山登りを楽しむ時にキャンプサイドに置いておいたり、オートキャンプの時などに持参するのに向いているだろう。

 また、こういった道具というのは使う楽しさも重要だが、その点では使って楽しく便利な道具だと思う。

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 別売りのゴトクをセットすればお湯を沸かすだけではなく調理用としても使うことができるので、結果的には全体の荷物を減らすこともできる。火力が一定しなかったりススがついてしまうという弱点はあるので、利便性や使用目的を考えて購入を判断するのが良いだろう。

Kelly Kettle(ケリーケトル) スカウト アルミ 1.2L KA12

Kelly Kettle(ケリーケトル) スカウト アルミ 1.2L KA12

 

 普段使いにすることが大事

 災害時の道具はどうしても押し入れなどに仕舞い込みがちだ。非常食と同様に定期的なチェックを行う人も多いと思うが、道具などはいざという時に使えないと文字通りお荷物になってしまう。

 特に道具は使い方を間違うと事故の元でもあるので、普段からおりをみて使っておくということも大切だと思う。

 私は独身の時には登山で使う道具を普段使いにもしていて、調理器具や食器などはアウトドア用品を使っていた。山道具を使い慣れるために会えてそうしていたというよりも、お金がなくて兼用していたというのが本当の理由だが、普段使っているとアウトドアで使っても効率的に使うことができる。

 災害用の道具も、特にお湯を沸かしたり調理をしたりする道具は普段から使ってみて、いざという時に慌てないようにしたい。