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キヤノンが低価格の単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」を発売

 「写真が趣味で」と言えるほど上手でもなければ頻繁に撮っているわけでもないが、それでも時間があればカメラを担いで散歩がてらに風景や植物を撮るのが好きだ。最近では小物を部屋の中で撮ることもあるが、一眼レフやミラーレスカメラをお持ちなら一度は使って欲しいのが単焦点レンズだ。 

 キヤノンが5月21日に発売を開始する単焦点レンズは、メーカー純正としては低価格ながら、機能も良いという非常に興味深い商品だ。

25年ぶりのリニューアル

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 キヤノンは5月21日から単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」の発売を開始する。希望小売価格は19,500円(税別)だが、市場価格は15,000円(税別)程度になりそうだ。

 今回発売される単焦点レンズは、1990年に発売された「EF50mm F1.8 II」の後継モデルとなる。実に25年ぶりのリニューアル商品だが従前よりも小さくなり重量も160gと軽くなっているので、一眼レフだけではなくミラーレスカメラでも使える商品だなと感じた。

 何と言ってもF値(絞り値)がF1.8というレンズの明るさが特長で、この明るさでこの価格というのはまさに驚きの範囲だと思う。絞りが従来商品の5枚羽根から円形絞りの7枚になっているので、背景をぼかしたときのタマボケがより円形で美しくなるだろう。

 APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したカメラに装着した場合には、35mm換算で約80mmの中望遠レンズになるため、室内での撮影よりは屋外でのポートレート撮影などで威力が発揮できるのではないだろうか。

 私も従来品の「EF50mm F1.8 II」を持っているが、扱いやすくてとても良い商品なので、実売価格が1万円を切っていることを考えるとまずはこのレンズを使ってみるのも選択肢のひとつかもしれない。

単焦点レンズってなんだろう 

 単焦点レンズとは焦点距離が固定されたレンズのこと。「30mm」の単焦点レンズであれば、デジタル換算でほぼ人間の目で見ている大きさで被写体を撮ることができる。また、ズーム機能が無いので、被写体を大きくとりたければ近くに寄り、小さく撮りたければ離れて撮る必要がある。

 写真教室や写真学校などでは、まずは単焦点レンズで構図などの勉強をすることが多いという話を聞いたことがある。自分の立ち位置を変えていろいろな構図を試すというのは、確かに写真を撮る上では勉強になるかもしれない。 

単焦点レンズの特徴と留意点

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 単焦点レンズはズームレンズと比べて使っているレンズ枚数が少なく、軽量・コンパクトになるという特徴もある。そしてなによりも大きな違いはF値(絞り値)が小さくできるということだ。

  F値の数字が小さくなればなるほど光の量をたくさん取り入れることができるので、室内でもストロボ無しで手振れせずに撮れるというシーンが多くなる。F値が最小値になるとレンズが開放状態になるので、背景を綺麗にぼかしやすくなる。

 気をつけたいのはF値が小さくなるほどピント位置がシビアになるということ。カメラのレンズはピント位置が中心だけではなく、中心部分から水平位置に平行して存在する。そういう意味では、例えば人物を撮る時には「目にピントを合わせる」とか、花を撮る時には「シベの部分にピントを合わせる」というようなことも念頭に置く必要があるだろう。

 いつもと違った良い雰囲気の写真が撮れたり、家族のスナップ写真が普段よりも綺麗に撮れるというのは、単純に「写真を撮るのが楽しい」ということにつながるので良いなと思う。

 私も基本的には単焦点レンズのみで撮影をしているが、私のようなド素人でもそれなりの写真に仕上がるので自己満足世界に浸ることができる。

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