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定規の概念が変わる便利な定規「おもしろスケール」

 文房具を使う楽しさは、ペンであれば書き心地であり、ノートであれば書き味や紙質を楽しむということなどがある。それ以外にも文房具には「工夫して使う」という楽しさもあるが、その一つは定規だろう。子どもの頃から定規にはたいへんお世話になっている。

■定規にはいろいろな種類がある

 ペン類には「書く」という主用途があって、他にはそれほど用途が見当たらない。しかし、定規には「線を引く」「一行ずつデータを読む」「2本使って平行線を引く」「紙を切る」などいろいろな用途が考えられる。小学校の頃は室内でのピンポン玉野球のバット替わりにするという、実に罰当たりな使い方もしていて先生に怒られた。

 また、定規は使用用途によって種類が多い文房具でもある。三角定規、雲形定規、自由曲線定規、T定規などなど、非常に多種多彩な種類の定規が取り揃えられている。呼び名も「定規」「物差し」「尺」などに分かれている。文字や図形を書くテンプレートも定規の仲間に入るのだろう。

 さらに、用途によって材質も異なっていて、竹でできていたりプラスチックだったり金属だったりと、ひとつの道具としてはバラエティに富んでいるのも特徴だ。長さも10センチ程度から1メートル近いものまであるので、そう考えると「定規」といっても定義がなかなか難しいのかもしれない。

■五徳ナイフのような便利定規

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 今回「これは面白いな」と思って買ったのが「ドラパス おもしろスケール30」という定規。線を引くだけではなく、これ一本で平行線が引けたり垂直線が引けるという定規だ。

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 定規に筒状のローラーがついた特徴的な形状だが、線を引いてコロコロと転がすことで平行線を引くことができる。ローラー部分には目盛もついているので、好きな間隔で平行線を引けるというのが便利だ。

 ローラーにはギザギザの溝がつけられているので滑らず、また回り方も滑らかなので使いやすい。

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 1センチ毎にあけられている穴にペンを入れて縦に引くと、綺麗な垂直線を引くこともできる。通常、垂直線を引く時には直角を出したり左右からの長さを上下でマークしてから引く必要があるので、ワンアクションで引けるというのは以外と便利な機能だ。

  さらに、一番端の穴にペンを入れて他の穴に入れたペンを使うと、グルッと回してコンパス替わりに円を書けるというのも面白い(若干使いにくいが)。実際にはコンパスを使った方が楽に書くことができるが、手元にコンパスが無かったり簡単な円を書きたい時には重宝すると思う。

 まるでナイフやスプーンなどが一緒になった五徳ナイフのようなこの定規。長さも短いものから長いものまで数種類あるので、用途に合わせてチョイスして使いたい。

ドラパス おもしろスケール30 42-583

ドラパス おもしろスケール30 42-583

 

 ■仕舞いにくいのもまた一興

 この定規はとても便利だが、唯一欠点と言えば円筒状の部品がかさばることだろうか。普通の定規類と違い重ねて仕舞うということができなくて、引き出しの中では少々邪魔になるかもしれない。

 しかし、それも「失くしにくい」と考えれば長所になるかもしれない。スマートでカッコイイ文房具も好きだが、こういったちょっと変わった形の文房具も面白い。効率的なだけではなく「ちょっと面白い」というモノを見つけるのが、文房具好きとしては楽しみの一つだなと思う。

◇この記事を読んで買いました

fumihiro1192.hatenablog.com

 先日もご紹介させていただいた、文房具ライターの猪口フミヒロさんが書かれているブログ。毎回見ているだけでも楽しいブログですが、難点は「欲しくなる文房具」をたくさんご紹介されていること。今回も気がついたらAmazonでポチッとしていました(笑)。いつもありがとうございます。