気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

桜を撮影する時に気をつけたい3つのチェックポイント

 東京はそろそろ桜の花が満開になる季節。今日も気温がグングンと上がっていくようなので、桜の花が一気に開くのではないかと思う。これからは花見のシーズンにも入り満開の桜を愛でることのできる良い季節になるが、桜を撮るときにはいくつかの注意点があるようだ。以前、写真教室の先生にお聞きした注意点があるが、スマホで撮影する時にも役立つ内容だった。

■見た目よりも暗く写ってしまうとき

f:id:polepole103:20140405133101j:plain

 上の写真は撮影モードを「オート」で撮ったときの写真。 画面が暗くなってしまい桜の色合いが出ていない。これはカメラが自動的に露出を決めてしまうために起こってしまう現象だ。簡単に言うと、桜の花びらは全体的に白っぽいのでカメラが「ちょっと明るいな」と感じて自動的に暗く補正してしまうからだ。

 私たちも明るい物を見ると目を細めて光の量を少なくしてしまうが、それと同じだと思うと分かりやすいかもしれない。しかし、それでは全体的に暗い写真になってしまうので、カメラ側で「露出補正」を「プラス側に」行う必要がある。

f:id:polepole103:20140405133053j:plain

 こちらの写真は、カメラの露出補正をプラス1して撮影した写真。構図の良し悪しやピントの甘さはご勘弁いただくとして、実際に見たときの明るさや色に近づいている。

 コンパクトカメラやスマホでも露出補正を行えるので、桜の花を撮る時にはぜひ試していただきたい点だ。ただし、周囲の状況やカメラの測光モードタイプによっては補正の有無が変わって来るので、まずは一枚写してみて適正な露出を決めるということも大切だと思う。

 ちなみに、露出補正が必要とならない基準は人の肌の色らしいので、被写体の横に手の平を掲げてみて、手の平よりも被写体が明るければプラス補正を、暗ければマイナス補正を行うということを意識したい。

■花のアップでピント合わせが難しいとき

f:id:polepole103:20140405125745j:plain

 ピント調整ができる一眼レフなどと違ってスマホのカメラではピントを手動で合わせることができない。そのため、せっかく撮った桜の花も花びらだけ撮ろうとするとピントが外れることが多々ある。

 そんな時には桜の花の隣に自分の指を置いてそこにピントを合わせ、指をどけて撮影すると桜の花にもピントが合う。手が届くところにある花びらにしか使えない方法だが、足下の草花などを撮る時にも使える方法なので試していただきたい。

■時には逆光で撮ってみる

f:id:polepole103:20140405134057j:plain

 桜の花びらは薄いので、時には逆光で撮ってみるのも面白い。花びらに写る陰の形にも気をつけながら撮る必要があるが、いつもとはまた違った桜の花の美しさが捉えられるかもしれない。

 桜の花びらが元気な時には単に接写をしても写真として映えるが、散り際になって花びらに元気がなくなってくると少し工夫が必要かもしれない。そんな時には逆光で写してみたりモノクロで写してみたりと、いつもとは違った桜の魅力を引き出す工夫が必要なんだろうと思う。

 

 いつまで経っても上達しない写真の腕前だが、試行錯誤しながら撮るという行為自体が面白いので、いわゆる「下手の横好き」ながらも楽しんで撮影をしている。特に桜の花が咲く時期は他にもいろいろな草花が花を咲かせる時期でもあるので、そんな花々を見ながらカメラを担いで散策するのは気分的にも良い。

 そんな、のんびりゆっくりの写真好きをこれからも続けていきたいと思う。