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都市型温泉もバカにしたもんじゃない「季乃彩(ときのいろどり)」/東京都稲城市

 日帰り温泉施設というと風光明媚な観光地にあって、登山などのアウトドアや観光を済ませてからノンビリ入るというイメージがある。逆に、都市近郊にある日帰り温泉施設はレジャーランドという古めかしい呼び名を思い出して、何となく落ち着かない商業施設というイメージがあった。

 しかし、先日知人に勧められて訪れた東京都下にある日帰り温泉施設は、今までのイメージがガラッと変わってしまうぐらいノンビリとくつろげる施設だった。

■駅から徒歩5分のくつろげる温泉

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 JR南武線の南多摩駅から歩いて7分の場所にあるのが、日帰り温泉施設「季乃彩(ときのいろどり)」。駅から川崎街道の交差点を過ぎてゆるやかに上っていく道の途中にある、広い駐車場をもった温泉施設だ。

 道を挟んだ正面には綺麗な図書館があり、来た道を振り返ると多摩川に架かる是政橋が綺麗な姿を見せてくれる。温泉施設の雰囲気を醸し出した店構えとの対比が不思議な感じだ。

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 温泉は地下1,700メートルから湧き出る源泉からの天然温泉で、泉質はナトリウム炭酸水素・塩化物温泉。源泉掛け流しの湯船は透明感のある茶色いお湯で、肌がツルツル滑らかになる効果もある。

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 館内は一階が食事処やお土産品売り場になっているが、観光地の温泉施設にありがちな湿った雰囲気は無い。この辺は仕事帰りや休みのちょっとした時間に人が集まるという、都市型温泉施設の特徴なのかもしれない。

 また、マッサージルームも人気らしく、順番待ちもできていた。

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 2階は入浴施設と休憩所があるが、休憩所は広くてゆったりとしており、多摩川の風景を眺めながらゆっくりと横になれるチェアーも置いてある。

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 休憩室には足を伸ばして横になれる畳の休憩所もある。「女性専用」として区切られたスペースも用意されており、お風呂上がりに安心して身体を休めることができるようになっていた。

 このフロアには理髪店や岩盤浴、アカスリなどもあって、何時間居ても飽きないのではないかと思えるほどだった。実際に、もう何時間も館内にいるんだろうなと思うほどノンビリと過ごしている御一行もチラホラとみかけた。

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http://www.tokinoirodori.com/floorguide.html

 浴室には源泉掛け流しや炭酸風呂などの内湯が7カ所と、露天風呂が5カ所、さらに別料金で岩盤浴にも入ることができるようになっている。ひとつひとつの浴槽はそれほど広くはないが、たくさんの種類のお風呂に入れるのは楽しい。

 洗い場の数も多くて、多少混雑しても「洗う場所が無い」ということにはならないだろうと思う。

■支払方法もユニークなら空く時間も意外

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 ここの支払システムは少し変わっていて、入館する際には料金を支払わずに写真のようなブレスレット型の物を渡される。館内で食事をしたり自動販売機を利用したりする際にはこのブレスレットを機械にかざして支払を済ませ、退館する際にレジで精算するという方式になっている。

 これならいちいち財布や小銭入れを出す必要がなく、気楽に館内で過ごすことができる。便利だし入館時にガチャガチャと券売機に小銭を入れて支払う必要も無い。

 昼間でも割と混雑していたので、帰る時に受付で「夜も混むんですか」と聞いてみたら「夜の方が空きますよ」という意外な返事が返ってきた。特に、土曜日の夜8時過ぎと日曜日の午後6時以降は割と空いているんだとか。

 近くから人が訪れる温泉施設だけに「晩ご飯は家でゆっくり」という人が多いのかもしれない。こういうところも都市型温泉施設の特徴なのかもしれない。

 気軽に入れる都市型日帰り温泉施設も捨てたもんじゃないなと感じた。

稲城天然温泉 季乃彩「ときのいろどり」

営業時間:平日 9:00~25:00
     土・日・祝7:00~25:00
料金:平日 大人800円 子ども(中学生未満)450円
   土日祝 大人950円 子ども(中学生未満)650円